東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

元徴用工に謝罪しろ!加害企業連続抗議行動

2023年03月24日 13時41分49秒 | 労働組合
元徴用工に謝罪しろ!加害企業連続抗議行動

全国一般東京東部労組は3月23日、戦争中に朝鮮半島から強制連行し強制労働させた元徴用工への謝罪と賠償を拒絶している三菱重工業と日本製鉄(旧新日鉄住金)の両本社前で連続的に抗議行動を実施しました。

日本に植民地支配されていた時代に朝鮮半島から日本の工場や炭鉱などに強制的に動員された韓国の元徴用工が加害企業に謝罪や賠償を求めて立ち上がったことを受け、韓国の最高裁が2018年に徴用工を当時酷使虐待した三菱重工業と日本製鉄の2社に賠償を命じました。

これに対し、日本政府と加害企業2社は1965年の日韓請求権協定で「すでに解決済み」という立場で、一切の謝罪や賠償を拒絶しています。こうした中で今年3月6日に韓国政府はその賠償分を傘下の財団が肩代わりする「政治決着」を発表しました。

しかし、かつて日韓の政府間でどのような協定を結んだとしても直接被害にあった元徴用工から責任追及の声が上がるのはまったく当然の決起と受け止めるべきですし、日本政府や加害企業が謝罪も賠償も行わない「決着」は被害者への冒とくにほかなりません。

問題の核心は、わたしたち日本の労働者・労働組合がどのように考え行動すべきかということではないでしょうか。侵略戦争と植民地支配に加担したという加害の歴史を背負いつつ、現在もまた日本政府と加害企業の「責任逃れ」「逃げ得」を許すのか否かが問われています。

この日の昼休み時に実施した連続抗議行動では、まず東京・丸の内にある三菱重工業本社前で雨が降る中、組合員が「加害企業は元徴用工の声を聞け!」「元徴用工の決起に連帯するぞ!」「戦犯企業糾弾!」などの手書きのプラカードを持って抗議のシュプレヒコールを上げました【写真】。

続いて、すぐ近くにある日本製鉄本社前に移動し、ここでも同様の抗議行動を実施しました。

東部労組は再び日本の戦争加害を許さないため、日韓労働者の国際連帯のため、今後も戦犯企業を糾弾し元徴用工への謝罪と賠償を要求します。ともに闘っていきましょう!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東部労組デイベンロイ労組支... | トップ | 東部労組個人タクシー世田谷... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

労働組合」カテゴリの最新記事