東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

東京東部労組メトロコマース支部 東京メトロ株主総会アピール行動を貫徹!

2017年06月29日 13時21分32秒 | 東京メトロ売店

写真=東京メトロの株主総会に向けてアピールするメトロコマース支部組合員

 

動画=東京メトロ株主総会アピール行動を貫徹!東部労組メトロコマース支部(全編)

東京東部労組メトロコマース支部 東京メトロ株主総会アピール行動を貫徹!
何が「働き方改革」だ!何が「都民ファースト」だ!国と東京都は非正規差別をなくせ!

東京メトロ駅売店の非正規労働者でつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部は6月29日、東京メトロ本社前で同社の株主総会に向けたアピール行動を行い、「非正規労働者への賃金差別をなくせ!」と訴えました。

株主総会は午前10時から本社3階会議室で開催するとのことでしたが、アピール行動は午前8時30分から本社正面玄関前で開始しました。

「非正規労働者への差別をやめろ!」の横断幕を掲げ、東京メトロの株主である国と東京都に対して経営者に非正規差別をやめさせるよう求めるビラを通行人に配りました。

東部労組本部・須田書記長からは、安倍首相が「非正規労働者は責任感がない」との趣旨を発言したことを受けて、「これこそ非正規差別そのものだ。メトロコマース支部の組合員は早番は始発で、遅番は終電までクタクタになるまで働いて努力している。大震災で電車が動かなかった時には一睡もせずに歩いて売店まで向かった組合員もいる。安倍首相はデタラメ言うな」と批判しました。

午前9時に正面玄関のシャッターが上がったため、組合員が東京メトロ経営者に要請書を手渡そうとしたところ、ガードマンが立ちはだかり担当者につなぐことすらしませんでした。

やむなく組合員と支援者らはその場で座り込みました。

そのうえで次の友好労組から連帯のアピールをいただきました。郵政ユニオン、中央学院大学20条裁判を支える会、首都圏青年ユニオン、全労、全統一、ユニオンお互いさま、N関労、公共清掃、練馬ユニオン、昭和シェル労組。ユニオンお互いさまの望月さんには、沖縄の反基地闘争でよく歌われている「座り込めここへ」をリードしてもらい、みんなで歌いました。東部労組の各支部、本部・菅野委員長からも発言を受けました。

その間に株主の国と東京都の担当者らは裏口などからこそこそと本社に入場したようです。「働き方改革」や「都民ファースト」などと口先では言いながら、自分たちが株主となっている企業で起きている非正規差別にまったく向き合おうとしない不誠実な態度です。

株主総会に向けて東京メトロが公表した事業報告書によると、メトロコマースを含めた東京メトログループの昨年度の営業収益は4154億1300万円にものぼります。まさに非正規労働者を低賃金で酷使・搾取してきた結果の収益なのです。

また、取締役13人の報酬は2億8600万円とのことです。かたや駅売店の非正規労働者はフルタイムで働いて月の手取りが13万円台です。このことが行動中に明らかにされると、「せめて時給1500円、月20万円にしてほしい」というきわめてささやかな組合の要求すら足蹴して自分だけは高額な報酬を手にしている経営者に対して参加者から強い怒りの声がわき起こりました。

株主総会が始まった午前10時、あらためてメトロコマース支部の4人の組合員がアピールに立ち、次のように発言しました。

「私たち非正規労働者の一生分の賃金をたった一年間の報酬で経営者は得ている」「これ以上、私たちを苦しめるな。内部留保を還元しろ」「都や国には差別の現状を把握してもらいたい」「なぜ働いても働いても生活は楽にならないのか」「みなさんの支援が心にしみた」「何度でもここに押しかける」「次世代につなげるためにも倒れるまでこの運動はやめない」「みなさんとともに理不尽な差別と闘っていく」

最後に、全員でシュプレヒコールをくり返し、団結ガンバローで締めくくりました。

行動にご参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました!すべての働くみなさん、非正規差別をなくすためにともに声をあげましょう!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「労働時間」メール相談事例(... | トップ | 「辞めたいのに辞めさせてく... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京メトロ売店」カテゴリの最新記事