東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

2018年頭にあたって 執行委員長 菅野 存

2018年01月01日 00時01分54秒 | 労働組合

2018年頭にあたって
真剣さを発揮し全ての闘いに勝利しよう!

全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合
執行委員長  菅野 存

 組合員のみなさん、ご家族のみなさん、新年明けましておめでとうございます。

 今年12月、東部労組は結成から50周年を迎えます。この50年、私たち東部労組の発展に尽力された先輩組合員・ご家族のみなさん、そしてご支援くださった地域の仲間、友好労組・団体、すべてのみなさまに改めて御礼申し上げます。
 そして現在の東部労組の組合員のみなさんに呼びかけます。先輩労働者の闘い・精神を受け継ぎ、東部労組をより強く、大きくしていきましょう。

 年頭にあたり、ごあいさつ申し上げます。

 現在、労働組合に求められているものは「真剣さ」です。資本・権力にとって「真剣」の二文字ほど怖いものはありません。「闘っても勝てない」などのあきらめが蔓延しつつある情勢において、私たち東部労組は昨年も、真剣に闘う労働者を励まし、そして自らの闘いとして闘ってきました。マックハウス支部による社前集会、メルスモン製薬を不当にも解雇された島津組合員、仲間との団結で不当解雇を撤回させた多摩ミルク支部鈴木組合員、不当な職場閉鎖に屈することなく、疲労をいとわず職場占拠で雇用を確保したマルゴー支部。闘う組合員の「真剣さ」を私たち東部労組全体で共有し、争議に勝利しましょう。
 もうひとつ、今の労働組合に求められているものは「ぶれない」ことです。メトロコマース支部は3月の不当判決に屈することはありませんでした。「正しいのは労働者だ」「差別を是認するのであれば、それは司法が間違っている」。ぶれずに闘い続ける労働者に私たちは依拠しなければなりません。

 東部労組・旧NPO法人労働相談センターに寄せられる相談は昨年前半まで増加の一途を辿りました。3、5、6月には単月で900件を超え、過去最高の件数を更新しました。寄せられる相談の内容は「いじめ・嫌がらせ・パワハラ」の相談が約30%と増加しました。
 相談数の増加の一方で、「労働相談からの組織化」が停滞を見せている状況です。職場における労働者の孤立がいっそう深まり、また、そのような状況に置かれた労働者の怒りが、直接的に経営者に向かっていきづらいという状況も見て取れます。このような状況に対し、私たちは11月の第44回定期大会において「もっと労働者の中へ入ろう」との方針を確立しました。「闘うことのすばらしさ」を伝え、労働者を立ち上がらせ、労働組合に結びつける。そして「1000名の東部労組」を早期に実現させるため、各支部・組合員よってたかって新方針を支えていきましょう。
  
 首相の安倍は10月の衆院選の結果、憲法改悪を具体的に進めようとしています。労働者の権利向上の前提である平和がかつてなく脅かされようとしています。私たち労働組合はこれに対し傍観者であってはなりません。戦前、戦争体制のもと労働者の長時間労働が国家によって容認・促進されるなど、戦争は私たち労働者の生活と権利を直接に侵害するものなのです。
 44回大会では「ゼネラルストライキが打てる強大な全国団結を準備しよう」との方針が前大会に引き続き確立されました。社会の主人公である労働者が職場・地域・全国でストライキに決起し闘えば、戦争は阻止できます。
 2018年も東部労組は闘いの先頭に立ち、戦争・憲法改悪を必ず阻止しましょう。

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