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【東部労組タケエイ支部】継続雇用・職種差別撤廃を求めストライキ行動

2022年02月03日 10時20分34秒 | 労働組合
(株)タケエイは高年齢者雇用安定法に基づき
金子委員長を継続雇用せよ!
ドライバーへの労働条件の差別をやめろ!

東部労組タケエイ支部は2月2日、金子委員長の継続雇用・ドライバーへの差別是正を求め9年ぶりの団体行動に決起し、コミュニティ・ユニオン首都圏ネットワークの一日行動の一環として会社前での抗議要請行動を行いました。



東部労組タケエイ支部は2006年4月、産業廃棄物処理大手の(株)タケエイのドライバーで結成され、一年ごとの契約社員であったドライバーの正社員(無期雇用)化など、労働条件の向上をかちとってきました。

しかし現在まで、会社がかたくなに是正を拒否しているのがドライバーへの差別待遇の是正です。
タケエイは同じ正社員でありながら内勤者とドライバーの労働条件に格差を設けています。内勤者には一時金(賞与)が支払われていますがドライバーにはそれがありません。退職金についても同様です。組合はこれら差別待遇の撤廃を要求し続けていますが、会社は「入口が違う」「原資がない」などの「理由」をくり返し、差別を続けています。

そのような中、タケエイ支部金子委員長が1月31日をもって定年再雇用の期限(65才)を迎えました。組合は高年齢者雇用安定法の改定に基づき、金子委員長の70才までの継続雇用を求めていますが、会社は「今後の検討課題とする」などとしてこれに応じていません。

昨年11月の団体交渉で金子委員長はじめ組合員は怒りをもって会社を追及しました。「一時金・退職金もなく放り出され、生活はどうなるのか。家族はどうなるのか!」「65才を超えたら使い物にならないということか!労働者に失礼だ!」との声を会社に突きつけました。

しかし会社の姿勢は変わらず、「制度見直しが可能か否かを十分な時間をかけて検討」など、金子委員長の継続雇用を一顧だにせず、金子委員長は1月31日をもって雇用を断ち切られました。
このような会社の姿勢・やり方は高年齢者雇用安定法に明記された70才までの雇用についての努力義務を果たしているとは言えず、法律の趣旨を無視するものと言わざるを得ません。
そもそも「70才まで働かざるを得ない事情」を作り出しているのは他ならぬタケエイです。ドライバーには一時金(賞与)・退職金など、65才以降の生活の保障となる要素がありません。そうである以上、労働者の側に「70才まで働かざるを得ない事情」が発生するのは火を見るよりも明らかです。これからの生活・家族の事情もある金子委員長にとっては雇用を断ち切られることは生活破壊に直結します。

2月2日、タケエイ支部は指名ストライキでの行動に立ち上がりました。
東部労組各支部・組合員を含む18団体100人がタケエイ本社(浜松町)に結集。金子委員長は「タケエイに38年間つとめてきた。会社が苦しい時も協力してきた。私たちにも家族がいて働かなければいけない。それをなぜ65才だからといって切られるのか。なぜドライバーだけがこんな目にあわないといけないのか。ドライバーの怒りは頂点に達している」と激しく怒りをぶつけ、「これからも闘っていく」と力強く訴えました。



当日の一日行動を闘った仲間(神奈川シティユニオンユニオン、プレカリアートユニオン、東京管理職ユニオン)からの連帯の発言、タケエイ支部井田組合員による力強いシュプレヒコールが会社にたたきつけられました。
タケエイ支部組合員からも会社への怒り、闘う決意が表明され、丸山書記長の団結ガンバローで集会は締めくくられました。

東部労組タケエイ支部は金子委員長の継続雇用・ドライバーへの差別是正を求めて闘っていきます。
みなさまの激励・ご支援をお願いいたします。

(株)タケエイは経団連加盟企業として社会的責任を果たし、
金子委員長を継続雇用せよ!
タケエイの親会社であるTREホールディングスはタケエイを指導せよ!


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