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7.4 東部労組マツモト支部・三嶋委員長の命がけの裁判尋問に集まろう!

2024年06月14日 10時20分04秒 | 労働組合
【東部労組マツモト支部】7.4 三嶋委員長の命がけの裁判尋問に集まろう!

全国一般東京東部労組マツモト支部が株式会社マツモト(本社・東京都足立区)に固定残業代の無効と未払い残業代の支払いを求めている裁判で、7月4日に同支部の三嶋真委員長【写真】の本人尋問が東京地裁で行われることが決まりました。

三嶋委員長は昨年9月から大腸がんの入院治療にあたってきましたが、がんが他の臓器にも転移していることがわかり、主治医から「余命は半年から1年」と宣告されました。三嶋さんはまだ62歳です。会社に強いられた連日のごみ収集運搬の過酷な深夜労働が三嶋さんの体をむしばんだのは想像に難くありません。

同支部では会社が固定残業代制度を悪用して残業代や深夜労働手当を支払っていないため、2022年8月に三嶋さんを含めた組合員3人が原告となって裁判を起こしています。裁判で直接求めているのは深夜手当を含む未払い残業代の支払いですが、本質的に問題にしているのは労働者が心身を壊してもおかしくない深夜の長時間労働を違法な固定残業代制度によって押しつけている会社の不当性です。

三嶋さんは2023年3月の裁判での意見陳述で「深夜労働はとても過酷です。夜は寝て昼に活動するという人間として当たり前のサイクルが逆転し、私たちは夜通し働いて昼間に寝るという生活が毎日続いています。(略)私は昨年60歳になりましたが、深夜労働が体と心に与えるダメージを日々実感しています。この仕事を始めてから体重が増え、年2回の健康診断では毎回『異常』が指摘されています。医師からは十分に睡眠が取れず代謝が落ちたからではないかと言われています」などと体調悪化を訴えたうえで、「過労死してもおかしくないような長時間労働をあらかじめ固定残業代として設定すること自体が非常識ですし、労働者を人間として扱っていない」と会社経営者に怒りを表明していました。

そして、実際に三嶋さんは病気となり、「余命」宣告を受けるに至ったのです。

裁判は現在も継続していますが、このまま審理を進めてから一括して証人(本人)尋問を行うという通常の手続きでは三嶋さんの「余命」との関係で証言できない可能性があると裁判所は判断し、組合側の申し出に基づき三嶋さんのみの本人尋問を先行して行う異例の措置を決定しました。

三嶋さんは文字通り命をかけて会社の不当性を法廷で訴える決意です。命がけの尋問にぜひ多くの方々が支援傍聴に来ていただくことを組合は呼びかけます。裁判尋問は以下の要領で行われます。みなさんのご支援をよろしくお願いします!

【東部労組マツモト支部裁判 三嶋委員長本人尋問】

■日時:2024年7月4日(木)午前10時~

■場所:東京地裁7階 712号法廷
(地下鉄「霞ケ関」駅A1出口から徒歩1分)

※ 三嶋さんへの主尋問(組合側弁護士からの尋問)45分、反対尋問(会社側弁護士からの尋問)45分のスケジュールで、午前中に終了する予定です。

■問い合わせ先:全国一般東京東部労働組合
・電話 03-3604-5983
・メール info@toburoso.org


* 【下の写真】マツモト社前で抗議行動に立ち上がったときの三嶋さん(右端)ら支部組合員=2021年11月

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