
東部労組の「綱領作成連続学習会」第1回を開催
全国一般東京東部労組は3月24日、綱領作成連続学習会の第1回を組合事務所で開催しました【写真】。
この連続学習会は、昨年11月の第50回定期大会で提起・決定された東部労組の綱領(組織の基本的立場、目標、実現の方法などを記した文書)を作ろうという方針に基づき、綱領の主要な論点について組合員が連続的に学習・討論するために企画されました。
第1回のテーマは「東部労組の歴史と思想作風」でした。結成から55年間にわたる東部労組の歴史を踏まえた綱領にするため、先輩労働者の闘いを振り返りながら東部労組の基本的立場や思想・作風をあらためて確認しようというものです。
この日は東部労組の歴史の中でも代表的な職場支部である大久保製壜支部の金澤委員長とデイベンロイ労組支部の小野委員長が報告しました。
報告者2人はそれぞれの職場闘争で獲得してきた思想作風として「搾取と抑圧のあるところ仲間は必ず立ち上がる」「よってたかって闘う」「右のボス交と左の代行主義に反対する」「敢然と闘い敢然と勝利しよう」「階級的憎しみ」「疲労を恐れず、困難を恐れず、連続的に闘おう」「資本家と一線を画す」などを紹介し、今後の東部労組でも継承していくべきだと訴えました。
報告後の討議や質疑応答は盛り上がりました。東部労組の特徴的な思想作風について参加者からは「自分の怒りがみんなの怒りになる」「何でもみんなでやる大衆路線」「団結の質を高めるための学習活動」「ひとりの労働者のためによってたかって闘う」「労働者を信じてひるまず敢然と闘うところ」などといった感想が述べられました。
また東部労組の綱領を作成する観点から「労働者が安心して平和に生きていくためには自分の職場だけではなく社会全体を変えていかなければならない」「社会を変えていくためには政治家に託すのではなく労働者自身の職場闘争と団結こそが重要だ」という意見が出ました。
引き続き東部労組では綱領作成に向けて討議を重ねていきます。