有名な自動車評論家の徳大寺有恒氏の、これまた有名な著書「間違いだらけのクルマ選び」の新版が久しぶりに刊行されていたので買ってみました。
2006年1月に「最終版」が出てからですので、5年ぶりくらいの新作ですね。
国産、輸入車問わずその時点での自動車業界についての氏なりの意見のいくつかと、新車販売されているクルマのうちのかなりの車種についてそれぞれの概要と氏なりのインプレッションや評価が書かれた内容になっています。
その意見については納得いくものもあれば、反論したくなることあるのですが、総じて読みやすく興味深いもので、最終版までは出る度に全部買っていました。
かなり人気のあるシリーズだったと思いますし、他の方が書かれた同じようなコンセプトの本も多かったですね。
その人気ゆえか、初期は年に一回の発行だったのが最後の数年は年間2回になっていて、その分内容の新鮮味が薄れているように感じ、残念に思っていましたが。
買うと当然、まずは現在乗っているものや、欲しいと思っているクルマについて見てしまいますね。
初代NA、二代目NB型と、ロードスターはこのシリーズでは概ね好意的に書かれてきていました。
気軽に乗り回せる素直なハンドリングのコンパクトFR、2シーターでオープンのライトウェイトスポーツという存在自体が氏の好みなんでしょうね。
三代目のNC型が出てすぐの数年間はポッカリと刊行のなかった時期でしたから、ちょっと肥大化したNCロードスターがこのシリーズでどう語られるのかちょっと心配でしたが、NA、NBと同様になかなかいい評価がされていてうれしかったですね。
なんだかんだいって、やはり愛車が褒められるのはうれしいものです(^^)