中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

最近の若いやつらは

2005年07月05日 | 仕事
古代ギリシャ遺跡の発掘品にも「最近の若いやつはなっとらん」と記されていた、との話は聞くが、昨日、今日は「最近の若いやつら」の身勝手に翻弄され続けた二日間であった。

いや、ストレスもたまったので、少し人のせいにもしてしまった。トラブルの原因は零細企業故の立場の弱さ等、諸々の要素が絡んでいたのも事実なのだが。結果として一番無責任な対応を取っていたのが若い人達だった、というだけのこと…

かくいう私の属する世代はかつて「新人類」と呼ばれ、身勝手で、何を考えているかわからない世代と評されていた。私自身、社会に出たての頃はこの世代コンセプトに勝手に当てはめられ、少しでも何かをミスすると「これだから新人類君は」と嫌味を言われたものだ。

実際のところは、ある程度なにかで経験を積んだ人間が経験をあまり積まない人と接すれば、いつの時代、どのような場であろうとギャップは発生するはず。その原因を安直に「若さ」に求めること自体、ある意味間違っているのだと、個人的には思っている。

現状として、仕事で若い人となにか仕事をすると、かなりストレスというか、その責任感の欠如に悩むことは多々あるのだが、たぶんより上の世代も同様に、我々が若かりし頃、同じ思いを抱いたはずだ。若いから、でなく経験がない人はそれなりの行動しか取れない。かつては若かったが、いまはそうでもない一社会人としての意見。

よくよく考えれば、自分だって新人君であった頃、そんなに責任感と業務遂行能力に長けた若者では決してなかった。
最近では、こういうことが理解できないこと自体が一番「なっとらん」ことなのだ、と考え、自戒している毎日である。

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