中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

変えないことで

2005年08月07日 | 日常
メールアドレスを長く持つと、スパムメールが増えて大変、という話を良く聞く。
最近はメーラーや、プロバイダ側でもスパム対策に工夫を凝らしているのでだいぶ状況改善はされたと思うけれど、まだまだこの件に悩む人は多いだろう。

自分がメインで使用しているメールアドレスはニフティのものだけれど、幸いにしてスパムメールというものが殆ど(というかほぼ全く)こない。これはある意味奇跡的に運がよいのかもしれないけれど、運だけではなく、少しは努力もしている。

かなり早い時期から、フリーのメールアドレスを別に持っていて、ネットでの物品購入、サイトの登録等、メインアドレスを使う必要性が低いものは極力こちらを使用することにしてきた(かれこれ5年以上)。この結果、スパムはフリーのアドレスにのみ来るようになった。

個人情報保護法の施行で、多少はこの問題も解決していくのかもしれないけれど、この5年間の経験を見る限り、商用サイトで使うとどうしてもある程度の情報は「流出」してしまうみたいだ。

いずれにせよ、上記のやり方のおかげで、かれこれ10年近く、いまのニフティのアドレスを快適に使いつづけている。別にこのアドレスにこだわる必要はないのだけれど、変わらない連絡先、というのは時に少し嬉しい出来事も運んでくれる。

先日、7~8年くらい連絡が途絶えてしまった知人から突然メールが届いた。一時的な職場で知り合ったこともあり、その後ついつい疎遠になってしまったのだが、先方がPCの整理をした際にこちらを思い出してくれ「ダメモト」でメールをくれたのだ。

日常、というのは思ったほどには固定されていない。振り返ってみると自分の周りにいる人々、というのも徐々に入れ替わっている。
たかがメールアドレス一つ。これで離れかかった過去が戻ってくるのなら、たとえスパムに悩まされようが維持していくのもありかな、と今回の一件で感じた次第。