六月の手紙

山崎まさよしサンのファンです。六月生まれで、手紙の様にLIVEレポが中心のblogにしたいと思っています。

COVER HALL TOUR2007 中野サンプラザホール 12/18

2007-12-19 18:37:01 | Weblog
COVER HALL TOUR2007 中野サンプラザホール 12/18(火)

COVER HALL TOURもいよいよ終盤。
東京へ行って来ました。
東京には12時前に到着。
東京には年に何度も行くのに待ち合わせ場所に迷う。
きっと一人では私は東京の町は歩けないかな?とか。そんな方向音痴、地図音痴の私の心強い友達は2002年上の国のLIVEの帰りに知り合ったって言うか・・・私から「友達になって下さい」ナンテ、申し入れてこの唐突なお願いに快諾してくれた、今は千葉在住のTさん。
年は彼女の方が一回り以上も若い。
でもズットまさやんのファンとして公私共にお付き合いが続いている。有難い。
八重洲中央口で待ち合わせたが、JR乗り換え口とJRから出る出口と2つあるので、どちらから出るんやろう??と迷っていたら、Tさんの顔が見えた。
はい、無事に合流。
本日の東京遠征の目的は4つ。
アルバムHO!のジャケット撮影が行われたお店へ行く事、ピストル君の個展へ行く事、会場近くになる「僕消え」の撮影の公園に行く事、そして一番はLIVEの4つ。
最初に東京駅から歩いて銀座「春日」へと向かう。
東京はきっと寒いと思っていたら快晴に恵まれ、日差しがポカポカと歩いていると汗ばんでくる位に温かった。
銀座の喧騒から逃れる様に、「春日」は路地の一角にある小さな料理屋さん。
サラーリーマン風の方が昼食に次々とお店に入る。
デジカメで写真撮影してお店に入ろうとすると満席。人の良さそうな店主と思われる方が「お2人ですか?スイマセン。少しお待ち願えますか?すぐに席をご用意しますから」と。
ほんの10分程で案内して頂く。
カウンター席とテーブル席が2つのこじんまりした店内。
山崎さんのコンサートに来られたんですか?と聞かれ、「はい」と、何故かニヤケてしまう。
撮影の経緯とか、まさやんに天ぷらの仕込みや揚げ方を指導した板前さんのお話も聞け、「気さくで良い方でした。海老の背ワタも自分で上手に取り器用な方・・」とか撮影話を聞きながら、丼から溢れる天ぷらの乗った天丼を頂き、お魚のアラ入りの美味しいお味噌汁で満腹で、お礼を言ってお店を出ました。

その後電車を乗継南青山のピストル君の個展「画家じゃあるまいし」に。ちょっと迷いましたが無事に到着。
小さなお店に20点余りのピストル君独特の絵が展示されてあり、初日とありご本人が素敵な笑顔で迎えてくれました。
まるで知人が訪ねて来てくれた様な温かい歓迎振りの優しいピストル君に、感激。
「山さんのLIVEですか?」とも聞かれました。
お茶まで頂き、Tさんとしばしほっこりタイム。
ちなみにピストル君の本「片岡は夏のにおい」のモデルの片岡君は失踪中らしくて、行方不明らしい・・ピストル君は片岡君に本をプレゼントしたいけれど未だに渡せてないと言ってはりました。
ピストル君と一緒に写真も撮って頂き、「気をつけて~」とまで言ってくれた優しいピストル君にお礼を言い個展を後にしました。

そして、中野へ移動。
中野サンプラザ近くにある「僕消え」のロケ地となった公園に。
残念ながら公園は管理地となり、フェンスが張られ、入口には錠前がかけられ入れませんデシタ。
仕方なく外から見学・・・
僕消えの映画の撮影現場の酒場も再開発で通りのお店も変わり、変貌していて場所の確認も出来ずで、ちょい疲れCafeで休憩しつつ、地元東京のTさんと横浜のFさんと待ち合わせて合流。
ツアーがあり、地方遠征ではこうして地元のまさ友さんとの再会も出来るのも楽しみなんですよね。尽きないお喋りをしいてるとアッと言う間に時間は過ぎ、開場の時間となり会場へと移動。

今回のチケットは千葉のRさんから譲って頂いた。
1階席10列。このツアーでは一番まさやんに近いお席~。肉眼でもまさやんが見える~。
本当に感謝!
オケピが無い分、ステージと客席が近い。
開演時間を少し過ぎ暗転となり開演。
今日はまさやんワインカラーのシャツ。
髪を切ったと聞いていたので、気になっつていて・・うん、うん、香川では髪切りに行けないって言うてはったけど、スッキリと短くなってました。

本日のMENU
1.ストリッパー(沢田研二のカバー)
2.ソノラマ
3.M
4.あなたに会えてよかった
5.あの鐘を鳴らすのはあなた(和田あきこのカバー:ゲンタ&まさやん)
6.Sweat Memories(アカペラで)
7.アンダルシアに憧れて
カバーも良いけどカレーもねとキタローさんまさやんが言い
8.ドミノ
MC
9.ケンとメリー~愛は風のように~
10.レイトショーへようこそ
11.True Colors
12.Englishman In New York
13.週末には食事をしよう

色とりどりの大きな蝶ネクタイをして・・まさやんが赤、キタローさんが青、ゲンちゃんが金の蝶ネクタイ。
14.「東京タワー」(即興で作った曲。ウクレレでハワイアン調)
15.Raindrops Keep Fallin’On My Head
16.Daydream Beliver
ものマネとカバーの違いの講座?
田中邦衛、銭型警部、コロンボ警部、松田優作、武田哲矢
17.トランジスタラジオ
18.大きな玉ねぎの下で(エレピの弾き語り)
19.コイン
20.ステレオ
21.苦悩のマタニティー
22.ヤサ男の夢
23.アドレナリン

アンコール#1
3人お揃いの黒のスーツ姿に黒のサングラス。(ブルースブラザーズ風)
1. Respect
2. さらば恋人
3. Superstition
4. はじめてのチュー
5. Just The Way you are(Vo.キタロー)
6. Just The Two Of US
7.坊主&パーマのテーマ(DEEP PURPULEのSMOKE ON THE WETERの替え歌)
8. All My Loving Just The Two Of US


アンコール#2
ツアーTのラグラン袖に着替えて

インマイキッチン
いかれたBaby

鮎貝ケンさんのFUNKYなDJが流れ、3人がステージに現れると、大歓声と拍手と共にスタンディングになる。
髪を切り、帽子から髪もはみだしてなくて顎のラインも良く見えて、カッコイイ~。
スィートメモリーズではギターレスなのが手持ち無沙汰なのか、今日も帽子がかけてあるスタンドをクルクルと回したりと余裕をも感じる。

最初のMC
ま:どうもこんばんは。山崎まさよしデス。
(水を飲み、可愛く手を振る)今日は4万人と言う事で・・・(笑)
(少しの間)スイマセン、エヘン虫が・・エヘン虫と言う処で年がバレテしまいますが・・
え~カバーホールツアーにようこそ。残す処CCレモン(をスィースィーレモンとワザとなまらせて言う)ですが、中野2日目ですが、僕はもう滑り下りたい心境にかられますね~(笑)まああの・・今回こういう昔懐かしいジュークボックスがありまして、あれ名前が「ワンモアタイム」って言うんです。
会:へぇ~
ま:良いですね、みんなの“へぇ~”が。一つになったと言うか・・(笑)最後までごユックリお楽しみ下さい。

こんなトボケタMCも大詰めに差し掛かったツアーの余裕なのか、とってもリラクスした感じです。
あ~もうこの素晴らしい「ケンとメリー」から「Englishman In New York」も聴けなくなるのかと思うと、しっかりこの耳で聴いておきたいと思った。
奏でられるリズムにまさやんの体も揺れている。たくし上げた袖から出る腕・・ギターをピッキングする度に筋肉の筋がくっきりと見える。大きな手、ギターのフレットを走る左手。ギターとまさやんは本当に一体化している。その動きの美しさにも見とれる。
週末で聴かせてくれるエレキも本当にカッコイイ。
キタローさんの方を見てニコニコ笑いかけたり楽しそうです。
なによりも本当に楽しそうにギターを弾き歌う姿は幸せエッセンスで溢れている。

もうすっかりこのツアーでお馴染みとなった「マーサ&パンチラス」。
大きな蝶ネクタイに短くなった髪のマーサは、ギターからウクレレに持ちかえて、ウクレレを楽し気にポロポロと弾きながら、仕草がねえ~なんとも言えず、表現し難い程に愛くるしく可愛いのです。
こんなに可愛いお茶目なもうすぐ36歳の男性ってそうは居ないですよね。
ス:マーサ、アルバム出したんだろう?「竹と松」だっけ?
ま:YO!とHO!だよ。誰がうな重頼んでるー(笑)
ス:今年は新曲は出たのか?
ま:そういう痛いとこ突いてくるねえ。
ス:マーサ新曲あったけ・(会場に問いかける様に)
会:なーい
ス:マジ?
ま:なんで知ってるんだよ~(少し偉そうな言い方)
ス:何威張ってるんだよ。
ま:今カバーアルバム作って・・その(もごもごと口ごもる)
ス:未だ大丈夫だって。今から作ろう。
パ:簡単!?
ス:作るんだったら今、これからはご当地ソングだよ~東京のご当地ソングって言ってもさあ、余り無いでしょ?東京砂漠~♪位しか無いでしょ?
ま:あなたが居れば~あなたが居れば~(東京砂漠を歌う)
メロディーはすぐ出来るが詩が出来ないと言うマーサにパンチラが助け舟。
本日のご当地ソングタイトルは「東京タワー」(昨日と同じタイトルだったらしい)
本日選ばれた歌詞候補は「東京バナナ、レインボーブリッチからの夜景、江戸、浅草」
マーサもスも“東京バナナ”は食べた事が無いそうです。
この食材をマーサは今日も見事に調理
♪東京バナナ食べながら、レインボーブリッチからの夜景、江戸じゃ、べらんめぇちくしょうめ、江戸じゃべらんめぇこんちきしょうめ、浅草に集合~×3回繰り返し♪
拍手喝采、やっぱり天才より凄いヤツ!!
ウクレレでRaindrops Keep Fallin’On My Head、Daydream Beliverをほのぼのと聴かせた後に「マハロー」(愛してる?と言う意味)と優しく言ってくれました。

物マネとカバーの違いの講座??
スからマーサに「物マネとカバー」の違いについて質問があり、もうこの質問にも慣れてるハズなのに、少々カツ舌悪いマーサはシドロモドロな感じでした。
本日はお馴染みの物まねの大放出バージョンで・・
田中邦衛、銭型警部、コロンボ警部、松田優作、武田哲矢を披露。
ス:今日は出すねえ~
ま:今まで培ったもの全部出す~

楽しい心和むマーサ&パンチラスのステージから、暗転になり、エレピの前に座ると、静かに「玉ねぎ」の弾き語りが始まる。
初めて、エレピのまさやんを正面から見れた。感激だ。
今日も素晴らしい「玉ねぎ」に涙零れて、せっかくの正面のまさやんが滲んでしまった。
力強い「コイン」。エレキの音にしびれる「ステレオ」「マタニティー」。
今日のマタニティーはピカイチかも~
イントロもエンディングのフレーズも長めに演奏。エレキを歪ませ、キタローさんを見ながら、途中二人で並んでのセッションも、とにかくエレキのまさやんがカッコよく男っぽい。痺れました~ヤラレマシタ~悩殺されました~
ヤサ男の前では何度もイエーイと会場にコールしてくれて、会場もイエーイとレスポンスを返し、ヒートアップ。楽しい~って感じ。
アドレナリンまで手拍子とダンスで盛り上がり本編終了。まさやんニコニコ「ありがとう」と言ってステージの袖へ。

激しいアンコールの手拍子の中、黒服のお3人が登場。
Respectはまさやん流のアレンジもメチャかっこイイ。
はじめてのチューも大好き。まさやんの高音が冴える~
欲を言えばJust The Two Of USは素敵なのでもう少し聴きたいと毎回思う。
坊主&パーマのテーマ曲として歌うSMOKE ON THE WETERのエレキもカッコイイですよね。
このパートの流れは間髪入れずにドンドンと曲が変わる。この流れも素晴らしいと思う。

黒服から最後のアンコールではラグラン袖に着替えたGパンの何時ものスタイルのまさやんが登場し、ステージの端から端を可愛く手を振り振りしながら歩き、今日もそのままステージ袖に引っ込んでしまい、「え~」と言う会場のブーイングに再登場。
全くお茶目でおふざけ好きなトコが又可愛い~
ま:ありがとうございます。楽しんで頂けましたでしょうか?(拍手)
MCを期待してらっしゃいますね?え~残り少なくなりましたが、今年ももう2週間ですけれど、1年間と言うのは本当に早い、この年になると早―く感じますね。なんなでしょね、あれ説明できる人居る?小学校6年生迄の6年間って長いですよね?早く妖怪になりたーい、妖怪人間じゃないけど、早く大人になりたいナンテ言ってた時は時間経つの遅かったのに。僕この間まで28歳だったんですよ。何でそこナンだ?って事なんですけど。何でそこに戻るんだっ?28歳の時なんかアホやったなあ(笑)。今もそうそう変わる訳やないけど。年の瀬でございますが。ねっ、で、新曲なんですけど、今書いてますから~
会:へえ~(期待の拍手)
ま:書いてるから出来てませんから~やる気だけはあると言う・・
僕なんてミュージシャンやっててもアルバムも無いのにツアー回ったり、ほんと酷い事をしてますけど。まあ気長に皆さん待っててもらえれば・・いやホンマね・・違うねん。カバーアルバム作ってたでしょ?カバーやってたら作り方忘れるねんて。俺どうやって作ってたかな~。へえ?まあカバーアルバムと言う事でね、ブルースなんかもカバーでね(と言いいきなりスライドギター。弾いたかと思うと止めて)好きな人居るでしょ?
再びスライドギターを奏で「インマイキッチン」を歌ってくれました。
メンバー呼びますとゲンちゃんとキタローさんを呼ぶ。
キタローさんは帽子に長い三つ編みが付いた物をかぶり、ましゃん思わず「何のカバーやねん。レゲー?」と言って笑ってました。

言葉の多い物は自分の中にはもうなかなか入らなくなっている、これからもシンプルで心に響く物を届けていけたらと言う様な事を話し、「いかれたBaby」
優しいメロディーと優しい歌声が会場を包み込むと、終わる寂しさも手伝い、今日も泣けた。
「ありがとうございました、山崎まさよしでした」と言い、左右上中央にと手を挙げていました。
最後は向って左側の隅っこで、ピースしてその手で投げキッス~

はあ~終わってしまいました。
可愛くて、カッコよくて、しっかり素敵な歌声も届けてくれて、今日もお腹イッパイになったけれど、淋しい気持ちは拭えません。
今日は初めてまさやんの足元迄見えました。白い少しヒールのあるレトロな雰囲気の靴でした。
こんな良いお席のチケットを快く譲って頂いた千葉のRさんには感謝の気持ちでイッパイです。

余韻を楽しむべく高揚した気持ちをクールダウンもさせないとと、中野の居酒屋さんで3人でプチ打ち上げして尽きないまさやん話を繰り広げてると、あ~もう夜行バスの時間だと。お別れして一人新宿から夜行バスに揺られ、ほとんど眠れずに京都まで帰ってきました。
あとはもう千秋楽を残すのみとなりました。
淋しい~~
寒さもこれから本格的になると思いますので、皆様もお風邪など召されませんように、お元気で~