どのくらい必要なのだろうか?
私は週五で筆を持つので気にした事はないけれど、獲得した書技を維持するのはどのくらいの稽古量が最低限必要なのかについて考えてみた。
ベストは江戸時代の人の様に毎日筆を持つ右筆の様な仕事をしている人だけれど、現代社会においてそれは無理。
毎日書いてたらそりゃ上達しますよね。
古代中国の書記官達が竹簡や木簡に篆書で記録を書いているうちに、社会の複雑化と同時に増え続けていく記録の量をさばけなくなり、遂にはその解決に必要なスピードを得る為に隷書が生まれたと言われるぐらいです。
その隷書も書き続けているうちに飽きてきて、最終画を異常にのばしたり、はらったりしているうちに芸術性を帯びていったのですから凄い。
現代中国で使われている簡体字は、記憶の負担を軽くし、書くスピードを上げる事に作られたので、篆書から隷書、隷書の八分などが生まれたケースとはその過程において大きく違うのです。
話が大きく、それた、、、。
毎日書いて上達した人が、月一ぐらいになったらそれまでに得られた書技は維持できるのだろうか?
これは私の経験値から判断するしかないですね。
週一は必要かな。
です。
指先の筆様に作られた毛細血管や神経は一カ月で大分消えていくとおもうのです。
それを記憶を呼び起こしながら『こんなはずじゃない!』と一心不乱で書く事2時間あまり、、、
で、なんとか取り戻すのがよくあるパターンなんじゃないかな。
ですから一ヶ月じゃ取り戻すだけで精一杯。上達は望めません。
書技維持と少しだけ上達するには一週間に一回は最低稽古が必要なのだと思います。
でも自転車と一緒で、書き方を忘れる事はありません。
下手になってしまっているだけで、時間かかれば元に戻せますからそこはご安心くださいね。
獲得した書技の維持&向上には、最低一週間に一回は必要と言うのが私の結論でした〰
信じるか信じないかは、あなた次第!
だよーん。
私の場合?
それは獲得している書技や感覚が多いので、週五は必要なのかもしれませんね、、、
昔出会ったフラメンコギタリストの話を思い出しました。
その話はいずれお教場でね〰