そんな話を思い出しました。
一般論じゃありません。
ドイツ人設計者アメリカ人設計者とあるプロジェクトで共に仕事をした日本人設計者の苦労話です。
そとドイツ人設計者の彼には、論理的な道辻で得られた結論こそ正解であり、それに到達しない道筋以外の選択肢はあり得なかったようだと言うのです。
じゃもう一人のアメリカ人設計者は?
設計者ですから基本的思考は同じでも、忖度することはできた人だったようです。
忖度というとあまり良いイメージのない言葉として昨今使われるケースが多い気がしますが、相手や状況を総合的に判断しながら結果にコミットするプロフェッショナルな考え方ともいえます。
じゃその日本人の設計者は?
論理的にすずめながら、それでも突破できなさそうな時は感情に訴えてでも突破口を探し出そうとするタイプでした。
そのアメリカ人には通用しても、そのドイツ人には通用しない事があり、そのまた逆もあり、相当苦労したそうです。
特にそのドイツ人設計者とはかなりやり合ったそうです。
結果プロジェクトとしての成果は出せたのですから外から見れば成功だよね?と思えますが、満足いく成果ではなかったらしく、第二弾はなかったそうです。
それぞれがそれそれぞれに良いところを発揮するには、それに適した環境が必要です。
それぞれに成熟してきた環境とそこで生まれ育まれてきた考え方や生き方があるからです。
お互いにそれを尊重しあってようやく、
1+1+1=3になると思います。
化学反応が起きるなんで事は稀なのでしょうね。
それでもそれを目指さないのは意気地なしです。
とにかく分かり合えるまで頑張りましょう!
って話しでした。