最終回
罪を犯して隠れていたアダムに、「アダム、アダム、あなたはどこにいるのか。私の言ったことを破ったのか」と、神様は罪人を探しておられるのです。皆さん、神様の声を聞いてもそれに答えないならば、沈黙したり隠れたりするなら、それはもう本当大変なことになります。
皆さん、父の御声を聞いて下さい。聖霊が心に働かれる声を受け入れてください。罪悪感を覚え神様から離れたくなった時、祈る資格がないと感じるとき、逃げるのではなく、神様に屈服して、ひざまずいて罪を告白して下さい。それが神様の語りかけられる声なのです。私たちを探し出して、天の御国へ連れて行って下さる、父の声なのです。
父があなたを探して呼んでおられる声に、答えて下さい。傷つき苦しくても、それが私たちを生かすただ一つの声なのです。その声に全身で応答して下さい。心が苦しくても、それが私たちを生かすために神様の語りかけられる声なんです。私たちを抱きかかえて、天の御国へと連れて行って下さる父の声なんです。「お父さん、お父さん、ここにいます！」と返事をして下さい。
皆さんが聖霊を拒む、聖霊を汚す罪を犯すことがないように、いつでも聖霊の感動と導きが皆さんの心に働くことが出来ますように、頭を垂れてお祈りしたいと思います。
お祈りいたします。
「慰め深い天におられる私たちの父なる神様、私たちに聖書の御言葉を与え、御言葉を通して私たちが、救いに至る知恵を悟ることが出来るようにして下さったことを感謝いたします。私たちのうちに高慢心があることを望みません。主の前に、誇りや自分の栄光を求める心がないように、私たちを救って下さい。十字架の前に私たちは膝をついて悔い改め、私たちの間違った動機、間違った考え、聖霊の感動を無視するような、そういった心を全て取り去って下さい。光を受けて、明らかに聖書の真理を知ったなら、十字架を背負っていくことがどんなに辛くても、それをやり遂げさせて下さい。そして聖霊の働きに答えようとしない人々を、神様、どうぞ尋ね出して救い出して下さい。私たちが聖霊の声を拒むことがありませんように、私たちを救い、常に聖霊の感動を与えて下さい。イエス様の聖なる御名によって心からお祈りいたします」。アーメン