湯歩食人【とうほくじん】

東北各地を走り回る広報マンが東北の魅力を語ります

「東京家族」見てきました!

2013年01月29日 21時58分39秒 | エトセトラ
「東京物語」をリスペクトしている映画なので内容はある程度わかっていたけど面白かったです。

大した盛り上がりもなく淡々と流れるストーリー。
そこがまたいいんだよね~~
ハラハラドキドキだけが映画じゃないから

「東京物語」での原節子の役が今作では蒼井優。
原バージョンは超が付く控えめな女性だったけど、蒼井バージョンは明るく現代的な女性。
もっとおしとやかな役だと思っていたのでちとビックリ。
でも原バージョンのキャラだと現代物には違和感があるからこれはこれで良かったのかも


満足の映画でしたが気になった点も。

この映画、3.11によりクランクインが延びたらしいです。
で、その間山田監督が脚本を手直ししたとのこと。

その手直ししたシーンが妙に浮いているように思えました。

強引に東日本大震災の事が導入されるし、それがストーリーにあまり絡まずスルーされて……

さらに橋爪功が「こんな世の中じゃ」的なセリフを連呼……あからさまなメッセージは不必要では?
監督の秘めたメッセージは各自がストーリーから感じ取るもんじゃないですかね……そこが日本映画のいいところのような気がします。



最後に…………この映画のキャッチコピー「おかしくて、かなしい。これは、あなたの物語です。」

酒を飲んで暴れる父親(橋爪功)、それで苦労する母親(吉行和子)……ウチだ

フラフラした生活で親に心配をかける。
さらに欲しいモノは後先考えず借金してまでも手に入れる息子(妻夫木聡)……自分だ

はい、私の物語でした


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