姉歯さん

近頃話題の姉歯さん
「予算に困ったら姉歯先生に相談しよう」なんて
ギャグまで出るようになった。

この先、どうなるんだろう？
偽造マンションはもちろんだが
審査機関はどうなっていくのだろう？
確認がおりるまでの期間が長くなるのは間違いないであろう

武部発言はどうなることやら。。。
マンション全棟を国のお金で調査するですと？？？
古いマンションも現在の基準でチェックするのでございますか？？？
古いマンション（既存不適格）なら
偽造マンションとどっこいどっこいの物件がわんさか出るんとちゃいますか？
誰が調査するんですか？？？
そこで、ま～たまた偽造がでたら、
そして、その偽造が見抜けなかったらどうするんでございますか？？？
いやぁ、楽しみですわい。
武部さんの「氷山の一角」発言で、ますます不安を抱いた人はどうなるんでしょ？

国が、地方が仕事を出さない
大手企業までもが、マンション建設で首をつないでいる現状。
中小企業は、安く仕事をうけるしか生きる道がないのだとしたら。。。
これが小泉政権の「改革」の結果だとしたら。。。
現場を知っている人間は、
「今のマンションは怖くて買えない」ともいう。
偽造ではない。
工事途中で倒産する下請け、孫受け企業はいまでもある。
それを引き継ぐ業者が決まるまで、多少の時間は必要である。
そこからくる「いきあたりばったり工事」
請負金額が低いため、残材をつなぎ合わせる業者。
頭になっている企業が大手だからと安心はできない。
実際には、隣のおっさんが工事しているのだから。

「家」をつくる頑固な職人が少なくなった事実。
ノミとカンナを使うことを知らない大工。
使いたくとも使える現場がないと嘆く職人もいる。
職人の日当が一日どのくらいか知っているひとはどのくらいいるだろうか？
２５日働いて３０万円もらえれば良し。としなければならない昨今。
もちろん税金、保険、年金からガソリンまで含めてである。
そんなところからも「ゆがみ」がでてきているのではないだろうか？

見直さなければならないことは、
とってもとっても奥が深いような気がする。

建築物は、鉄筋コンクリートだろうと木の家だろうと
「回転寿司」であってはならない。
「早かろう、安かろう」＝「危険物件」だと認識してもよいのではないだろうか？