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大石邦子「奥会津の人魚姫」を読んで

2023-02-05 10:02:50 | エッセイ

最終列車の汽笛が、お風呂の中で聴いている。今日も一日が終わる。

2011年の豪雨被害から、昨年ようやく11年ぶりで只見線が全線開通した。

奥会津の山深い渓谷を縫うように走る姿は、何とも言えぬ絶景である。

鉄道フアンの大人気の秘境路線で人気の撮影スポットは「第一只見川橋梁」で、三島町の只見川に架かるアーチ橋の鉄橋である。

子どもの頃、この目の回りそうな高い鉄橋を兄たちと渡り始め、叱られたことがある。

この只見線全線再開通に先立って、数学教師をしていたが、本郷の窯元「醉月焼」の五代目当主西田理酉さんの処女作「奥会津の人魚姫」がG社から出版された。

まさに奥会津が、この愛の衝撃的ミステリー小説の舞台となっている。

面白くて、一気に読んでしまった。人生の謎解きのような、次から次へ読者の胸を掴んで離さないストーリーには驚きだった。

本は、老いた我が一人遊びの、悲しき玩具でもある。私も、車で只見線と平行に走る252号線で、新潟のとっかけの町まで行っているが、

この第一只見川橋梁を見たことがない。見ているかもしれないが記憶にはない。写真はyahooより。



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