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今一分かりにくいマグニチュード(M)と震度

2013-09-26 08:16:28 | 日記
9/24パキスタンで起きた地震M7.7、327人の犠牲、隆起島ができたという。
また、1923.9.1関東大震災M7.9、1995.1.17阪神淡路大震災M7.3、2011.3.11東日本大震災M9.0という。また、震度は読んで字のごとく揺れの大きさである。

マグニチュードmagnitudeのmagniは偉大な、tudeは規模で、形がない地震を大きさで表現したもの、1935年リヒーターが提案した。その時、震央距離100kmの地点の最大揺れを測り、その常用対数をMと定めた。しかし、100kmの地点に観測所があるとは限らないので、各国でMを決める方法で現在測定されている。その式は省略するが、各地のMの算出値が異なり、平均の四捨五入で、最終的にMを決め誤差が±2位あるから、後日修正され気象庁から発表される。

また、揺れとエネルギーについて、揺れは上下動、南北動、東西動の大きさを0~7階級で表したもので、5,6には強弱を加えて分けている。したがって、9/20未明いわき内陸地震の震度5強、M5.9は、3.11の震度6弱、M9.0より小さくても、下から突き上げる上下動が激しいから、落下の被害が割と多かった。Mの約1.5倍+12がエネルギーで、M=6.1が広島型の原爆に相当し、Mが1増加するとエネルギーは約31倍になる。しかし、Mが4と5の地震の差はそれほど感じない。震央地の距離に大いに関係してくるから、M5では被害はないが、震央地近くでは出る。

結論として、1つの地震ではマグニチュードMは5.9のように地震の大きさ1つで表わし、震度は5強の表記から地動の強さ、揺れの大きさを表わすもので震源地から近いところが5、遠くなるにつれて4,3,2,1と各地ばらばらの数値で表値されるもの。


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