我が家の隣の空き地には、年に数回刃物などの研ぎ師が来る。包丁の研ぎ代が800円である。
私は、菜切り庖丁を毎日研いで使っている。写真は左から一番使う順に並べた。2番目は平のS店で買ったドイツ製です。切れ味はいいですね。
関孫六の菜切り庖丁は研げば研ぐほど切れ味がよくなる。
かって、福島県会津地方は鍛冶王国であった。後継者不足で職人が炉の火を落とし、現代の姿である。今は新潟の三条市が一番だ。
そんな時、あまり好かれない手仕事の鍛冶職人、令和元年飯館村に「やすらぎ工房」が出来た。日本の包丁伝統を守る素晴らしいことだ。
私の幼少時、向かいの英吉さんが鍛冶職人で、鍛造工程の包丁やナダを良く打っていた。その合いの手は奥さんだった。
刃物は薄ければ切れるが、折れやすい。
鋼は1000度以上の高温では組織が荒くなり、叩くことで細かくなる。鋼をしっかり鍛えると、焼き入れができ、より硬く切れ味がよくなる。
すると。料理人は切れる包丁で素晴らしい料理が出来上がる。