ブログ仙岩

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「月かげ」の歌

2023-03-13 04:52:45 | 作品

「月かげの いたらぬ里はなけれども ながむる人の心にぞすむ」法然御歌

浄土宗開祖法然の総本山知恩院にある。

この歌は、3月5日いわき市来迎寺の墓地の一番前に立つ石碑に刻まれてあった。

月影とすると、人の心にぞ住むでは何かぴんと来ないつながらない。

だから、月の光即ち法然の易行の念仏「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」を唱える人の心だけに住みつくという。

心身の易行を民に広めんとする法然の心であろう。

私は、弟子の浄土真宗開祖親鸞を語る「歎異抄」を机の上に置いて、読みながら、人は生き物を頂きながら生きている業の悪人の凡夫であると。

そんなことを考えながら、この月かげのうたを心に刻みながら、月を撮影している。