ブログ仙岩

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基本単位の組立単位ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)

2013-09-27 09:24:20 | 日記
以前のc,g,sの基本単位はm,kg,sと大型になり、速度m/s、加速度m/s²、質量kgからの組立単位の力=質量X加速度=kg・m/s²となる。このように、基本単位を組み立てた単位に、BqやSvがある。

レントゲンがX線を発見した衝撃でフランス物理学者ベクレルは1896年に放射能を発見、彼の名にちなんでBqの単位名になった。
1Bqは、1秒間に1ヶの放射性物質(原子核)の崩壊で放射線を出す放射能の量で、我々には見えない恐怖の物質には、αβγそしてX線を出す。αβ陽子は衣服を通さない粒子線、γX線は衣服を通す電磁線で吸収の量がグレイGy(=Sv)、人体に影響を及ぼす放射線防護で使う量がシーベルトSv(スウェーデンの物理学者)である。

1990年ICRP(国際放射線防護委員会)は事故被ばくの上限を作業従事者50mSv/年、一般公衆1mSv/年としており、福島原発事故で安全上限20mSv/年としたことに見直しを求めて、小佐古(東大教授)内閣官房参与が2011.5.1辞任した。

今年1月11日、県民健康管理調査外部被ばく実効線量推計値が福医大から0.3mSv/123日(3/11~7/11)と我が家に届いた。
長崎大原研では、被ばく人体影響・・・500mSv以上でDNAが傷つき細胞増加、白血病、甲状線、乳、胃、皮膚、大腸、唾液腫瘍がんを発生する。ストロンチウム90は骨のカルシウムと置換、プトニウムは肝臓障害を起こすが胎児は敏感、子孫への影響の証明は困難という。
また、我々は自然界から2.4mSv/年の被ばく(宇宙0.35、ラドン等空気中1.3、大地0.4、食物0.35)。この内部被ばく食物にはカリウム、ヨウ素は若布~150、玄米~80、牛乳~25、肉~60Bq/kgを摂取している。一般食品基準値100Bq/kg≒2.2μSvである。

宇宙船きぼうで、47才医師古川さん150mSv/5ヶ月の被ばく、そして、1回のX線検査で4mSv以下というが、
  1レントゲン=10mSv
から、納得できないが、食べ物の内部被ばくでベクレルが、外部被ばくでシーベルトが主に使われてる。