ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

松原泰道とアランのスピード時代に生きるとは

2013-09-14 15:21:22 | 日記
松原は「あなたはなぜ急ぎたがるのか」では、忙はリッシンベンに亡で心がなくなること、また、忘れるも心がなくなることで、スピードは多忙を生み、人間不在としている。谷川俊太郎さんが「ひかり」に乗って、前原付近通過で読んだ詩「急ぐ」・・・・私の体は速達小包 私の心は消印された切手・・・・は、現代人の眺望でもある。
当時は200キロ、現在はのぞみで300キロで車窓は流れ、早すぎて間が抜けていると。
そして、ドイツの旅人が「ゆっくり行くと4,5時間、急ぐと1日」と言われて、急ぎを頼むと車輪が壊れて一日かかったという。

急ぐあまり自分を忘れた結果で、また自分の目で見開くだけではダメで、客体の方から目に飛び込んでくる出会いが自分の中にある素質は誰にでもあり、その人の心にある素質即ち認識があれば見抜く力で解決すると。

アランは「むやみにスピードを求めない」では
列車のスピードが遅いというだけで、イライラする乗客がいろ。
しかし、面白いことに、彼は自分が出発する前に、この新型列車は今までの列車より十五分早く着く、と人に説明するのに十五分かけることはいとわない。
誰にだって一日に少なくとも十五分くら似たようなことをしている。どうして列車に乗ってただやり過ごすことができないのだろうか?