パーキンソン病リハビリ・気まぐれ日記

患者自身が発信するリハビリなあれこれ

メトロノーム・リハビリの方法2

2018年04月12日 10時37分19秒 | 日記

PDリハで効果の現れる症状に、順位をつけるなら、1位は「動作緩慢」ではないでしょうか。

ゆっくりとしか動かせない腕が、とつぜんサッ、サッ、と上げ下ろしできたらどうでしょう。

現在、私は上肢には固縮はなく、全くのオフ以外不自由はありません。が、10年前は、腕を振り下ろすこともできず、卵を解いたりもできませんでした。包丁もうまく使えませんでした。それがメトロノームを聞きながらですと何でもスイスイとできるのです。びっくりでした。

「いま、わたしに起こっている事を、忘れてはいけない」。

メトロノームとの遭遇で起こった急激な変化。。。日常が異次元にワ~プしたような驚きの連続。。。

その頃の症状で、うっとうしく不快だった「頭の中に靄がかかった感じ」。これは、頭蓋骨をはずして風を通したいと、切実におもいました。自分自身という実感もうすく、自分の声が他の誰かの声のように聞こえました。

注意力に欠け、眠く、文章を書くと同じフレーズばかり繰り返し ています。

 私はどうなってしまったのか。。。私はどうなっていくのか。。。

闇に引き込まれるような怖さ。。。

 

その「頭の中の靄」がいつの間にか消えていました。

メトロノームのリズムで、からだを動かすこと。。。その過程のどこかで、脳の活動をも促した、と思えます。

メトロノームの効果は、プログラムの組み替えに似ています。 

 

 

 


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2 コメント

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ほー (すみでつぶやき)
2018-04-14 11:30:33
プログラムの組み換え!
いいな~
私のメトロノームがほしい!
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すみでつぶやきさま (猫の「ほーほー」)
2018-04-15 11:33:08
リズムがどんどん入ってくると、脳のどこかがよろこび、どこかが抵抗するような感覚におそわれます。つくづく、脳は分業をしているのだと感じました。今も「みんな、協力しあってね。」と脳に呼びかけます。
リズム感という失ったプログラムを再生する感じです。
リズム運動は、PDでなくても心身を穏やかにコントロールする良い「方法」と思います。
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