パーキンソン病リハビリ・気まぐれ日記

患者自身が発信するリハビリなあれこれ

メトロノーム・リハビリの方法3

2019年06月21日 12時44分17秒 | 日記
メトロノームについて記すとき、いつも当初から書きだすので、途中でくたびれてしまい、いつも展開が乏しいま終わってしまいます。
「メトロノーム・リハビリの方法2」は昨年4月12日の日記です。同様の内容は繰り返し書いていますのでそれらの補足をいたします


[歩行」でメトロノームを使うとき、初めに音を聞く必要があります。音に同調できると、第一歩がふみだせるとおもいます。
その一歩目を出す「合図」としてメトロノームを聞きます。そのあとは私は音を聞いてはいてもその音に合わせて歩くわけではありません。歩行のリズム感を補うために音は重要です。しかしじっさいに歩くとき意識しているのは、自分の呼吸です
呼吸は自分の内的リズムです。無理がありません。また、呼吸を意識することによって呼吸自体の質もよくなります。呼吸が改善すればすくみ足は改善します。
呼吸があさくならないよう気を付けて、吸って、吸って、吐いて、吐いて、に合わせ、呼気にアクセントをつけ、リズムを感じ、足を出すタイミングを計ります。

音のテンポは、心地よく聞ける程度。としておきます。
自分にとって何が心地よいか。それを感じるのもリハビリのひとつでしょう。

ちなみに、私は今は、60回、秒速と同じに合わせます。もっとも、最近は歩行に使うことはほとんどありません。調子が上がらずぼーっとしているとき、時々つけています。そんなとき、なんとなく、鏡を見て右手左手の指が同じ動きになるよう注意深く手を動かします。これを「手と手とダンス」と呼んでいます。

パーキンソン病と身体感覚2

2019年06月18日 19時47分39秒 | 日記
包丁を使えるようになったこと。卵をほぐせるようになったこと。納豆がかきまぜられるようになったこと 。
腕を振り下ろせるようになったこと、ステップができたこと。。。
しかし、平衡感覚、バランスの悪さはどうにもなりませんでした。(今でもとくに雨の前や風の日はまっすぐ立てないくらいです)


そんなこんなでアタマの中は、毎日、大混乱。。。

期待と不安で、怒涛の三週間が過ぎますと、アタマにリズムが満ちたような感覚になりました。
それは私のメトロノームリハは終わったという感覚でもありました。

でも、ほんとうは、そこがはじまりなのでした。

自分がどう動いているかが正確につかめないという感覚の鈍化と、リズム感の喪失。。。
まずは、鏡を見て、動きを観察し、動きのイメージどうりに動ける練習。といっても「、同じリズムで同じ動作を左右同じように繰り返す」基本動作。勝手に命名したコンテンポラリーダンスまがいの「序破急ダンス」、手だけの「手偏ダンス」まねっこ、なりきり「女優歩き」などおもいつくままに、面白半分ではなく、半分以上おもしろがっておりました。

少し後のことですが、サンダーバードで一人で京都に行くようになった時、「狭い場所が通れない」という症状があらわれました。改札口です。自動改札機の前に立つと、足がすくんで前にすすめません。そんな時は「私は細い。針のように細い。針妖怪だゾ~!」と
イメージすると、すっと通り抜けられるのです。おもしろいでした。今は、へいっちゃらで通れます。

反対に「象のように大きくて安定している。ノッシノッシ」とイメージする時があります。バランスの悪い時です。此方はさほどうまくいきません。

なんででしょうね。。。。。

パーキンソン病と身体感覚

2019年06月15日 13時36分26秒 | 日記
PDは様々な症状があります。
運動症状や、非運動症状を呈する、根本的な生命活動そのものがPDなのです。

約二十年を振り返ってみても、多様な症状があらわれては消え、あらたな症状があらわれています。症状だと気づかないこともあります。
りハを始めるまでは、自分のいろんな感覚が鈍化していることにさえ気がつきませんでした。

無自覚に同じ文章を繰り返して書いていたり注意力もさんんまんでした...動けないのは深刻でしたが、それより、このままぼけてしまうのではないかとおそろしい気がしていました。

メトロノームでリズムをとりながら生活し、三週間経つと、それらの症状もおさまっていました。

ゆっくりしか動けなかった日常動作が変わっていく過程で、この身体が自分であるという感覚がはっきりしてきました。

ここからが始まりでした。














リハビリへの自己啓発2

2019年06月13日 16時03分30秒 | 日記



やっと雨が上がり、今日はよい天気なのですが。朝からぼーっとしています。

「自己啓発」が必要です。。。、

最初の主治医のお医者さまは、「日常生活そのものがリハビリ」と言っておられました。
車の運転を止めたことで、今、日常生活はちょっと不便になりました。また作業もしにくいことが増えています。これからの日常生活はて?
。。。残り時間はどんどん過ぎていきますし、突然の時間切れもありえます。
ここで落ち込んではいられません。今までにあらわれては消えていった症状。。今、あらわれている症状。。。これからも、向き合っていくしかありません。でもやはり、ぼ~っとして。。。

写真の本は、帯に「最新知識から現場での具体的なリハへの取り組みまでを解説」とあり、まさに、そのような本。音楽療法やダンス、患者自身が発信する、というところで、「PDCafe」の活動など。。。症状についても、難しいところをわかりやすくかかれてあるようでした。

脳と身体は一体どうつながっているのでしょう。。ストレッチやリズム運動やいろんなレッスンをしますが、、認識と運動はちいがいます。かなり、ちがいます。。

ひとつ、大切と感じることがあります。それは、身体感覚です。。。。。自分のからだの声、生き物という実感。。。というようなものも含め。

命。。。私にやどっているいのちに、ありがとうです。

リハビリへの自己啓発

2019年06月10日 23時00分41秒 | 日記
やっかいなことばです・。「自己啓発」私をご存じの方なら「およそ似つかわしくない」と苦笑されそうです。

どこかうさんくさいですが他に言葉が見つかりません。リハビリへの意欲、とも言えますが、何か足りません。意欲だけでは効果あるリハにならない。それに長年のあいだにはリハを続けることに失望したりもします。
脳は今が正常と思っているので、修正しようとすると、抵抗します。直さなければならないという気持ちは妨げになります。はじめて歩き方を練習し始めたころ。変えようとすると脳が「今の歩き方がいい」といっているようでした。一方。メトロノームは、脳がリズムに合わせて脈打つようで、脳が喜んでいる、という実感がありました。
リハはしなければならない、ではなく、したくてならない、リハが楽しい、という気持ちが効果につながると思います。リハビリを続けるのは、気持ちのコントロールのレッスンにもなりそう。。。心身ともにリハの必要なPDです。このあたりに「自己啓発」のヒントがありそうな。。。。。漠然としていますが。

しずかに,からだの声を聴くように、気持ちを鎮めていると。動きの衝動のようなものが起きます。そんなフッと起きる動きから即興で動きます。ダンスと呼べるかどうかわかりませんが、滑らかな動きになるように動きます。全身が協調しているのを感じします。
自分の動きを観察する、それだけでもかなりのリハビリになると思います。、

入院中のリハは理学療法士さん作業療法士さんの指導が主流ですが、パーキンソン病に特化した効果的なリハはまだ少ない気がします。リハビリは意識のありようで随分かわります。しなければならない」から「したくてたまらない」へ。リハが楽しくなる自己啓発セミナーが入院リハビリに組み込まれればどうでしょう。。退院後も、ワークショップのようなリハビリセミナー。。。。といっても具体的ではありませんが、保険適応の範囲でなにかできないでしょうかね。

とりとめのないままですがここまでにします。