「よめないよー」とコめントをいただきました。このポスターは、目立たない場所にあるだけでなく、よほど興味を持って子細に見ないと、内容の全体をつかめません。
「アタシ、目立ちたくないの」
「それがポスターの言うセリフか!」
「お目にとまってスミマシェン」。。。
それでも大まかに、京都駅ビル数箇所にトリックアートが置いてあって、、そのスポットで撮った写真を応募すると、抽選でお買い物券があたるらしい、とわかってきました。
それから、サンダーバードに乗車。
富山に着いても気になるのは、あのポスターの中途半端なあつかわれかた。‘天使の羽」の得体のしれなさと、ポスターのもやもや感。。。
ほんじつ。京都駅トリックアート、で、ネット検索しました。
たくさんの情報がありました。
「ア、そういうことだったのね’」このイベントを取り巻くもやもや感がいっきょにふっきれた気がしました。
これが「トリックアート展」という美術館での催しなどではなく、ビジネスのイベントであったことが、すべての答えでした。「情報」は、関心のある人にだけ届けばよく、関心のある人ははネットで検索するし、ポスターもむしろ、ネットでより鮮明に、わかりやすく見ることができます。現実にその場に身を置いていてもなんだかわからない体験を、ネット上の追体験で実感する、というかんじですかね。これってふつうですか。なんかトリックのかんじしますけど。。
「駅」の構造にまぎれこんで知らんふりしているトリックアート。
そこを通るすべての人に開放されているのですが、ほんとうに「みえる」のは、関心を持つ人だけです。ですから情報も、関心をもった人に伝わればよいわけで、不遇なポスターも実は、そのように仕掛けられていたのでありましょうな。。。たぶん。。。
トリックアートをめぐって、何かとずいぶんトリッキーな事態に取り込まれていることに気づかない日常を恐ろしく感じたりして。。。