パーキンソン病リハビリ・気まぐれ日記

患者自身が発信するリハビリなあれこれ

鶏頭の十四五本もありぬべし(2)

2015年09月24日 06時57分22秒 | 日記
すみさんのコメントを読んで、かんがえました。

と、書き始めたのですが、前半今までの分を削除します。
キーの打ち間違い、内容の稚拙さ。。。
読んでいただいた皆様、すみません


さて、子規庵での例会の二か月後、この句を新聞に発表する時、子規は前書きを付けました。

    庭前

鶏頭の十四五本もありぬべし



これで、鶏頭と子規の位置関係がほぼ明らかになりました。

庭で今を盛りと咲いている鶏頭の群です。
激痛に耐えて臥せっている子規にはどのように見えたでしょう。



「はっきりではないが確かに十四五本はあるはずだ」

このようにあいまいに断定することは、日常にあることのような気がします。

ただ淡々と鶏頭の存在を575でつぶやいている感じです。

読者はポンとなげられたことばを受け取ります。ことばそのものを受け取ります。イメージを受け取るのではありません。


興味深い絵があります。
子規の友人の画家、中村不折が病床の子規を描いたものです。
子規はうつ伏せで絵筆を持ち、枕もとに置かれた植木鉢を描いています。

植木鉢の植物が何か。。。はさだかではありません。すみさんの見た絵のように、鶏頭の可能性もあります。

この植木鉢の植物を私が描くとすれば、きっと、おおざっぱな数をつかもうとするでしょう。

この句に前書きがついていなければ、、句のイメージは大きく変わっていたかもしれません。

庭前か植木鉢か。。。
「十四五本」のもつ意味も、ずいぶんかわるのでしょうね。


絵を描き、俳句を作ることに没頭した子規。。みずから緩和ケアを行っていたのかも。。。


病臥の子規と燃えるような鶏頭の花。。。




鶏頭の十四五本もありぬべし

2015年09月22日 11時12分17秒 | 日記


鶏頭の十四五本もありぬべし



twitterのつぶやきみたいな。。。
わかりやすそうで分からない。気になる句です。
「ぬべし」という結びがどういうニュアンスを含んでいるのか、まったく不明。それに、ずっと、句の光景がイメージとして浮かんできませんでした。


先日、畑のみさこ妖精女史を写していた時のこと、畑の奥の隅に、みさこさんの背丈ほどもありそうな鶏頭が1本、すっくと立っているのに気がつきました。
それは、秋の光を受けてたくましくかがやいていました。

それまで、鶏頭といえば、お花屋さんの、小鳥のしっぽのような花ばかりイメージしておりましたが、土の養分で育った、生命の炎のような鶏頭を見た途端,この句のことばが、生き生きと起ちあがってきました。

鶏頭の十四五本もありぬべし


この句は、明治33年9月9日、子規庵での句会に出されたうちの一句です。。子規が亡くなったのはこの2年後です。

脊椎カリエスの凄まじい痛みの中、最後まで俳句を作り続けた子規。。。


俳句は子規の苦しみをたすけたでしょうか。



話は飛びますが
私は、動きのリズム性に大変こだわりを持っています。一定のリズムの反復運動です。PDのリハビリとして身体の右,左が一定のリズムで同じ動きができること。簡単にいえば、これが私のセルフケアの基本です。

俳句のことばにもリズムがあります。五音。七音。五音。。。。時々、私も「五七五」と、ことばを指折り数えます。

そのきっかけになったのが、夜中に起こった激しい歯痛でした。20年ほど前、まだ、身体的症状のなかったころです。

その夜、ふと、五七五と数え、没頭しているといつの間にか夜が明けていました。

大雑把な言い方ですが、その夜、「脳はリズムに反応する」ということを、体験したことが、メトロノームへとつながり、現在へとつながっているのかもしれません。


そう。。。
リズムは痛みを緩和する。。体験的にそう思うのです。。。

子規は自らが名付けた「俳句」に,生きることを助けられ、死ぬことを助けられたという気がします。

さて、この写真ですが、休日,畑で作業というみさこさんにメールしてもらいました。見ると、もう倒れていました。。そして倒れたまま変わらずにさいているのですね。。。






ランチ!

2015年09月19日 19時12分38秒 | 日記
メニューの写真,アップできません。。。
なーんにも申しません。。。
ごらんくださいませ。




朝。厨房からはトントンと、包丁の軽やかな音。フロアーからは、笑い声。。。

ご飯にのっているのは紫蘇です。梅干しはもうなくなってしまったとか。。。


午前中しっかりリハビリに参加されたチーズさん,ランチはいかがでしたか?








みさこさんのお話

2015年09月19日 04時05分23秒 | 日記
この8月にPDと診断されたばかりのチーズさんにみさこさんから
PDのお話。私も聴かせていただきました。

みさこさん手作りの、コピー資料です。ながめていると、みさこさんの声が聞こえるようです。



このプリントはA4で四つ折り式に書かれてあります。一場面ごとに、それぞれ自分にとっての「パーキンソン劇場」があるのでしょうね。

みさこさんありがとう!



「みさこ」さん

2015年09月19日 00時57分32秒 | 日記
『地球の子」は、パーキンソン病(PD)を中心に、リハビリに力を入れている富山型デイ・サービスです。
その設立者が当ブログのコメント欄に登場の「みさこ」さん、中川みさこさんです。

富山のパーキンソンン友の会を立ち上げた人でもあります。
「パーキンソンン病患者のためのデイ・サービスをつくりたい。」という「夢」を語っておられたのは、何年前だったか。。。

ついに、昨年「地球の子」」誕生となりました。

ここのリハビリは、病気でなくても日頃、運動不足なかたにも良いとおもいますよ。


「地球の子」には無農薬野菜を作っている畑があります。

草もいい感じの畑です。

やや!



茄子を採っているのはみさこさんではありませんか!!





「どうだっ!!」



参りました~