青リンゴ観察日記

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。
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第三十七話⑤

2021-10-27 | 第三十七話〜第三十九話

<ファン・ミエの事情③>

あれよあれよという間に、宿題をする集まりは大人数になった。

[それで、その後ずっと集まって宿題してたんだ]

その顛末を、ミエはチョルに説明する。

宿題をする会は、塾の屋上でも行われた。

もはや公共財産となったジョハンのノートを中心に、皆がそれを見て宿題に取り組んだ。

そして恒例のサッカー特訓教室も続いていた。

ひとしきりボールを追いかけたミエが、ジョハンに聞く。

「うちらさ、サッカーちょっと休んで先に宿題終わらせない?」

「ダメだ・・!」 「じょ、情熱がすごい・・」

なぜだかジョハンがサッカーに燃えているので、仕方なくサッカー教室は続行・・。

また塾に行って、宿題して、

また校庭でサッカーして・・。

「うわっ!ファン・ミエ!」 ガンッ!

そしてまた、屋上で宿題会。

皆で問題を解いて、解説し合って、談笑し合った。

「お前なんで全部終わったのに来てんだ?お前もボランティア精神すげーよな」

「楽しいじゃん」
 
「ちょっとこれ解いてみてよ」「いや俺はファンミエ を・・う・・うん・・その前にちょっとトイレに・・」
 
「逃げたら殺す」
 
ミエは目の前にあるそんな光景を見て、心が温かくなるのを感じていた。
 
 
こんな風に集まって宿題できるなんて・・チョルも一緒だったらもっと良かったなぁ
 
全部終わったって言ってたから仕方ないけど
 
 
少し残念な気持ちも味わいながら、満足そうにミエは言う。

「もう私も全部終わりそう〜!」

へへっ

嬉しそうに笑うミエを見て、ヨンヒがこう尋ねてきた。

「何浮かれてんだ?」「てかなんでヨンヒはあんまり塾に来ないの?」

「つーか、なんでアンタ、ホンギュ にサッカーなんて習ってんだ?体育の実技か?」
 
 
「キム・チョルに習えよ。遥かにうまいと思うけど。アンタ、キム・チョルと仲良いじゃん」
 
「あ・・」
 

ミエが答えに詰まっていると、ホンギュが横からネタバレした。

「おいおい!仲良しってw

こいつ元々サッカー習い始めた理由が、キム・チョルに良いとこ見せてーからなんだよ!」

「んで、もう誰に教わっても希望はねーからサッカー教室は終わりな!」

「俺、お前には不可能しか教えれねーわ」「えぇ〜〜!?」

ホンギュの発言に不平を鳴らすミエだが、ミエのサッカーセンスはなかなかの特異センスだったようだ。

「だって俺マジであんなことする奴初めて見たし。二人ともサッカーしてんだか踊ってんだか・・」

「まぁ積極的なとこは買ってやるけどさ、おかげで一年分笑わしてもらったわ!」

そう言って爆笑するホンギュに、「ベ・ホンギュ・・」と嗜めようにも真実なので何も言えないジョンウク。

ミエは開いた口が塞がらない・・。

 

一方こちらは、トイレに行った帰り道を歩くジョハン。

サッカーに参加したいので、その旨を聞く練習をしているらしい。

「俺も一緒にしていいかな?俺も一緒にやっていいかな?」

そう一人でつぶやいて歩いていた、その時だった。

「俺も一緒にやりた・・」

目の前に大きな影があった。

こんな背の高い知り合いは、一人しかいない・・。

 

 


第三十七話⑤でした。

三十七話は短めに切ったので、ちょっと長めになってますすみません

なんか皆、すっかり仲良しですね〜〜^^

ミエちゃんの行動力すごい!中学の垣根を越えて集まるの、すごい良いですね・・。

そしてサッカーセンスww

こんなことしてたから足に青あざあったのねw

 

第三十七話⑥に続きます