北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

藤井肇さん作「チェルノブイリ」

2014-06-07 | 雑感
金沢の繁華街から少し外れたところに、2月に急逝された藤井肇さんの作品が飾られている居酒屋がある。
藤井さんと2人で飲むときは必ずこのお店と決まっていた。



変形500号という巨大なサイズで、飾るというよりも壁一面を覆うように据えられている。

年に1回程度しか寄ることはないが、ずっと前からこれが藤井さんの作だとは知っていた。

ところが、ずーっと何を描いた作品なのか知らなかった。

藤井さんは自分から説明してくれないし、お店のマスターは私が当然知っているものだと思って一言も言ってくれなかった。
私はと言えば飲むこと最優先で、藤井さんのことだから何か理屈はあるんだろうけどあえて聞くまででもないやとそのままにしていた。

昨日、久しぶりに寄り、ひょんなことからこの絵の話となり描かれた真っ暗な世界の意味を知ることになった。



チェルノブイリである。
地上にはウクライナの小麦畑。
その上に漂う無数の放射性物質(セシウムか)と、そこから放たれる放射線。
事故から2年後、1988年の作である。

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