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改めて見るとほんとに困った娘だった。役的にはかなりオイシイが。ファザコンを複雑骨折させたこの娘のその後が、少しでもマシな道行きになることを願うばかり。本作を観るとグループカウンセリングは主催者と『座組み』の質がまともなら有効だなと思わされるけど、逆もまたしかりか。規模や性質は様々だが集団自殺自体はずっとあるからなぁ・・・。
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シレっと京都で娘(シリーズがさらに続いたら毎回仕事変わりそう)の人気店に間借りして活動再開な小池だったが、のこのこテレビに出て痛い目に遭う辺りが喜劇人物らしい。その後の立ち回りがわりと用心深いから相当気が抜けてる状態だったんだろう。ただ店に忍び込む用の仲間がもう一人ほしかった気はしたかな? 堅気に戻った相棒野田は話の始まりの時点で個展は開けているが苦戦中。騒動解決後に今回作った写しに思いっきり引っ張られた器を連発している様子から腕はあっても一年後にはひっくりまた返りそう。お茶会の対決は途中、どうやったら『成功』になるのか着地が迷走しかけたが何とか寿司屋のネタバラしで一応ケリが着いて一安心。今回のマドンナ、広末の子持ち悪女ムーヴは中々チャーミングであった。あとは陶芸王子が腕力が足りなくて捏ねる粘土に腕が跳ね返されていたりもした。撮影用に柔らかい粘土使わせてくれなかったのな。今回は演者の対応力が上がった(?)こともあったのか、監督の拘りか? 前回より作陶シーン力入っていた。窯から取り出して小池が現れる一連の件がかなりカッコイイ。ただロクロをちょっとエロく長く撮り過ぎ。いい窯使うようになっても電動ロクロは嫌な野田イズム。偽物同士、仲良く喧嘩する娯楽映画であった。