羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

再 べっぴんさん 九週目

2018-12-02 23:17:24 | 日記




 デパートに出店するしないで右往左往するこの辺がギリギリ、すみれ達の趣味の延長線上の仕事のやり取りや内輪の中のやり取りに終始しても不思議無い段階だったよね。すみれ達の戸惑いもそりゃそうよ、という展開だった。だがここから新しい時代に働く女の比較的実体のある描写はゆりに、新興服飾メーカーのやはり実体を伴った発達描写はオライオンに移っていって、キアリスパートが段々ふんわりしてゆくことになる。比重の置き方というか、登場する属性の違う人物群の役割分担に手間取った印象があった。単に仕事描写が苦手と思っていたけど、改めて見るとゆりと潔が仕事ができて外交的な人物でさらに身近でもある、という設定がまずある中で、描き分けが難しくなっていった気もしてきた。ただヒロインやヒロインの仕事と対比する対象が身近に見当たらない、というのもそれはそれで心許ない。塩梅が重要、てことか。ふ~む。一方でヒロインが自立的具体的に仕事で成功してゆく話かどうか、というのはあまり視聴率とイコールでもないようでもある。ひよっこ後半みたいに大人しく大成功もしないヒロインが井戸端会議の端で聞き役に回ってるターンをずっと放送しても結構視聴率的にウケたりする。わかりやすさやキャッチーさというのもやはり大事なようだ。しかし場当たり的にキャッチーな筋ばかりで高視聴率でも叩かれてしまう。いやはや、奥が深いな、朝ドラ界っ!