五反田支店で顧客情報の流出事案が発生! 花咲と相馬は臨店班として急行した。流出させたのは松木だった。仕事が片付かず、規則違反だがサワダ建業のクレジットファイルを持ち帰って片付けようとしたところ、ファイルを失い、さらに拾い主を名乗る女が謝礼金百万を求めファイルの一部のコピーをファックスで送り付けてきた! 金の用意ができないとクレジットファイルをネットにばら撒くという。無茶な話で、「警察に届けた方がいいのでは」と相馬は言っていたが、真藤にプレッシャーを掛けられた児玉に「警察沙汰にするなっ」と釘を刺され、取り敢えず警察には届けず、調査することになった。
松木はファイルを失くした夜、門田融資課長が品川物流から受けていた接待に付き合わされていた。品川物流への追加融資は認められない予定で不適切な接待だった。「酒は?」「呑みました」相馬の質問に答える松木。松木は酒に弱かったが和食の店で呑まされていた。さらにもう一軒ゆき、電車で帰ったが、電車ではファイルを入れていた紙袋を抱えており、抜かれたとすれば。2軒の内、いずれかと思われた。まずサワダ建業へ事情を説明しに行く花咲、相馬、松木。「申し訳ありません」謝罪する相馬と共に頭を下げる花咲と松木。社長はクレジットファイルが公表されれば、経営が苦しく融資に頼っていることが知れて経営が立ちゆかなくなると大弱りであった。
当夜、接待していた品川物流の社長、葛西にも話を聞きにゆく花咲達。「見付かるといいですね」励まされたが、特には有力な情報は得られなかった。接待で招かれた一軒目の店は個室の和食屋で、問題は無さそうだった。2軒目はキャバクラ。店は鞄を預けるシステムで内部の者なら犯行は可能。当夜付いたキャバ嬢は3名。その内、沙羅の様子がおかしかった。沙羅が手洗いに立つと、相馬に促され花咲は後を追った。
2に続く
松木はファイルを失くした夜、門田融資課長が品川物流から受けていた接待に付き合わされていた。品川物流への追加融資は認められない予定で不適切な接待だった。「酒は?」「呑みました」相馬の質問に答える松木。松木は酒に弱かったが和食の店で呑まされていた。さらにもう一軒ゆき、電車で帰ったが、電車ではファイルを入れていた紙袋を抱えており、抜かれたとすれば。2軒の内、いずれかと思われた。まずサワダ建業へ事情を説明しに行く花咲、相馬、松木。「申し訳ありません」謝罪する相馬と共に頭を下げる花咲と松木。社長はクレジットファイルが公表されれば、経営が苦しく融資に頼っていることが知れて経営が立ちゆかなくなると大弱りであった。
当夜、接待していた品川物流の社長、葛西にも話を聞きにゆく花咲達。「見付かるといいですね」励まされたが、特には有力な情報は得られなかった。接待で招かれた一軒目の店は個室の和食屋で、問題は無さそうだった。2軒目はキャバクラ。店は鞄を預けるシステムで内部の者なら犯行は可能。当夜付いたキャバ嬢は3名。その内、沙羅の様子がおかしかった。沙羅が手洗いに立つと、相馬に促され花咲は後を追った。
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