田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

最初で最後の地元チームのゲーム観戦

2009-03-23 23:46:21 | 野球
日本製紙が2季ぶり優勝 IHアジア・リーグ(共同通信) - goo ニュース



いつか見てみたいと思いながらシーズンがいくつか過ぎ、気がつけばチーム廃部、そしてその最後の試合観戦が最初の試合観戦になってしまった。
西東京市の東伏見にあるダイドードリンコアイスアリーナに本拠地を置く西武プリンスラビッツである。

19時15分の試合開始の数分前、アリーナの中に入った。
田無からは各駅停車で2駅、4分の位置にあるが小学生の頃に一度スケートをして以来、20年以上の時を経ての2度目の来場。
観客席は満員、立ち見も出ている。
ただ2000人にも満たないキャパ、そして日本アイスホッケー最高の舞台、満席にならないほうがおかしいのだが。

試合は第一ピリオドは西武がやや優勢に進めるものの得点を奪えず、逆に日本製紙に1点を先行される。
第二ピリオドには日本製紙に2点を奪われ、1点を返すが3-1。
第三ピリオドには1点を返し、ホームの、そして最後の意地を見せゴール前に攻め立てるが1点が奪えず、日本製紙が3-2で勝った。
何度も窮地を救った日本製紙のGK石川がMVPに選ばれた。

来シーズン以降の動向がまだ発表されない西武だが、この試合でも特にそれに触れるところはなかった。
ただ、自分を含め「最後」を意識して集まったアイスホッケー好き、というよりスポーツ好きが観客席の結構な割合を占めていた。

ただ、西武プリンスラビッツが西武の冠を外れ、そして余りにも企業色の強いプリンスラビッツという名前を変えて、東伏見の地で生き残れるかと言えば、ノーだろう。
「金は出さない」と表明した行政、ベットタウン住民が多数を占め地元意識の薄い市民、そして大手企業の工場は次々と閉鎖。
西東京市には、残念ながらスポーツチームを支える要素と言うのか、可能性が見つからない。

チアガールは出るものの盛り上がりに欠ける西武の応援。
それを音量、そしてメリハリ、表現力で上回る日本製紙、いや釧路クレインズのサポーター。
地元開催でなければオリンピックに出られない競技は現在の経済状況では苦しいものがあるが、野球同様、地域密着の声に乗ってくれる地方都市で生きていくのが一番なのかも知れない。

ふと東京ドーム時代のファイターズの試合などを思い浮かべて、アリーナを出た。
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