田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

一場、高田再生工場へ

2009-03-25 23:42:47 | 野球
「自分が一番輝いた場所」=一場が入団会見-プロ野球(時事通信) - goo ニュース

野村監督にとって、一場は難しいタイプだったのかもしれない。
裏金問題の余波から、タナボタのような形で新球団のドラフト1位で入団してきた選手。
オリックスの「余り物」ばかりで結成された球団にとって、エースのような存在であった。

しかし、150キロを超えるストレートも、コントロールが身につかず、なかなか実戦の場で結果を出す事ができない。
一場の、そしてイーグルスの2年目から指揮を取った野村監督。
事あるごとに能力をうまく発揮できない一場を嘆き、そしてメンタルの弱さを指摘してきた。

ただ、どちらかと言えばけなし上手であってほめ上手ではない野村監督。
一場とは合うタイプではなかったのだろう。
最後には「環境を変えたほうがいい。明治色が強いし、かわいがってもらえるだろう」とコメントしている。

2月の練習試合の際、荒木コーチが野村監督に一場が欲しいと言ってきたという。
自らの手に余る存在の選手が、他球団からは羨望の的で見られている。
球団内部にも複雑な感情はあったと思うが、トレード申し込みは渡りに船か。
WBCの決勝戦でエース岩隈が快投を見せ、多くの人がMVPを予想する中、静かに宮出との1対1のトレードが報じられた。

一場に用意された背番号は43。
宮出の背番号そのままでありイーグルス時代の背番号11から比べると格落ちの印象を受ける。
宮出の背番号が9と発表されただけに、尚更。
ただ、記者会見に臨んだ一場の表情は晴れやかなように見えた。
立場は厳しくなったが、ボヤキの消えた環境で能力は発揮できるのか。
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