あの映画の舞台へ来い、と

最近、地下鉄の駅の通路でよく見かける広告。



「あの映画の舞台に、ようこそ。アメリカ」

広告主は全米旅行産業協会。
まあ要はアメリカに来いという事なのだろう。
最近ではさらにテレビＣＭも打っているみたいだ。

それにしてもさすがアメリカ。
ポスターやＣＭの制作費、そして映画会社に払う使用料も馬鹿にならないだろう。
大手町の東西線のホームにひっそり広告を出しているオーストリア航空や、都バスの中でもっとも広告料が安いといわれる品川から大井埠頭を結ぶバス１台にラッピングバスするのがせいぜいだったハンガリー観光局あたりとは桁が違う。

でもそんなにアメリカに来てほしいんだったら、入国するだけで数千円も取られる税金とか、ＩＤパスポートがないと指紋をとられてしまうシステムとか、その辺ももうちょっと緩やかにして、ウェルカムな姿勢を見せてよ、と思ったりするんだけどね。