昨日太宰府天満宮に寄った時に美味しい梅が枝餅を探してぶらりぶらりと境内を歩いていました。たまたま曲水の宴が開催されるということで人出は最高だったようです。そこで人が少ないあたりを歩いていたら写真の店の入り口にばあちゃんが手を合わせていました。
毎朝まず菅原道真公に手を合わせるのだそうです。ばあちゃん曰く天満宮の「銀座通り」から遥か離れているのでお客さんはぼつぼつだけど常連さんが多いとのこと、確かにその人となりを一目見て納得しました。先日亡くなられた熊本県湯前町の山北幸さんを髣髴とさせるような容姿でした。話しっぷりも生き写し、まさに道真公に山北ばあちゃんに会わせてもらったようでした。
御年93歳、山北ばあちゃんよりは6歳も!若いですが足はしっかりとしてわたしと話す間ずっと立っておられました。よく聞くと肋骨が折れていると朝に医者に言われたばかりとか!?それでも道真公を参拝してそれから食事やお茶をいただく毎日で、一日も欠かせないと暮らしぶりが一貫しています。手づくりの梅が枝餅は本当に美味しかったです。
ばあちゃん自身と自宅周辺のドラマを色々と聞かせてもらってゆったりと梅を楽しみました。どこへ行ってもしっかりと生きておられる「人」はいらっしゃいます。