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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

目には目を、一貫して14年間。

 新しい人と出会う毎日が続きます。その人達との出会いを時には地元住民ディレクターさんと、時には一人出かけていっては取材、撮影しています。取材と撮影はどう違うのか?取材は積極的に働きかけるこちら側の意志があります。撮影にも当然意志があるのですが取材に比べると少し相手との間の距離があることが多いのです。ご自分で経験されている方はピンと来るとおもいます。必ずしも話さなくても映像で語りかけ映像でコミニュケーションをとるというやり方はあります。TPOによります。声を出しては行けない場もありますから映像で意志を表すのは話すことだけではありません。

 さて、3日の日曜日はとても面白い場に出くわしました。2日の土曜日から小学生の通学合宿の取材をはじめていますが、その子どもたちが村で一番有名な棚田がある竹地区に稲刈り体験にやってきました。朝早くから竹地区に出かけ準備を取材していましたがなかなか賑やかでおおらかな女性陣が多い地区です。旬のさといもや野菜たっぷりの昼食の豚汁や山菜、からいものサラダなど見るからに美味しそうな食材を手際よく処理しながら話しかけてくれます。回覧板の必要性についてとくとくと話されます。

 高齢者のお宅に回覧板を持っていくことが見守りにもなっているので「とーほーTV」ができても回覧板はなくさないでほしいということでした。見守りの話ですが笑いが絶えず冗談まじりで、でも本当に高齢者の身になって考えられていることがよくわかります。目を見て話されますからこちらも目をしっかり見て聞きます。自然とビデオカメラは相手の顔を外します。慌てて戻しますが視線は相手の目に戻ります。レンズを通しては聞けない状況があります。これが「身体がカメラ」です。

 元プロの映像が顔を外しているとよく笑われたものでしたが住民ディレクターの取材、撮影はまさにここなんです。「番組はオマケ」もここからきます。そして前回書いた生活人映像の開拓者です。それでも番組を見る人にとっては(だめだろう)・・・、という批判も14年間受け続けてきました。しかし、現場はこれです。

@写真は取材した奥さんの動画の一部。レンズを見ずに一緒に笑っているのです、わたしも。


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