先日久しぶりに熊本市のNPOくまもと未来の収録に参加しました。と、いうのもわたしは理事長です。
元々はわたしがはじめた住民番組ですが「使えるTV」という熊本市のケーブルテレビに30分番組をもっています。平成8年からスタートしたのですが2000年の頃からNPOくまもと未来が中心になって進行しています。100%完全住民番組としては恐らく日本で最長老番組で16年目を迎えています。久しぶりにお邪魔してわかったことは10年前とあまり変わってないことです。何が変わってないかというと番組収録の雰囲気、空気です。
普通は10年も番組を作っているとどうしてもプロ化していき、いろんなことが段取りよく決められて事前打ち合わせ通りの「予定調和的」な内容になって行きます。ずっとやっているのでそれはそれでわざと下手にはできないのですが、最も顕著に顕われるのが独特のプロ的雰囲気です。この空気は初めて参加する人やカメラなんて全然無理と思っている方には高く厚いバリアーになってしまいます。
何年やっていてもこのバリアーがなくひょこっと来た人でも気軽に入れる空気が住民番組には最も必要な要素です。そういう意味では「長年やっているのに進歩がない」との批判も少なくないと思いますが「立派だなあ」と感じました。この空気をいつまでも保ちつつ、違う視点で「素人番組のプロ?!」ともいうべき分野を確立できれば多くの地域で直面している参加者が増えないという課題を解決する協力なノウハウになります。
そろそろくまもと未来も全国にデビューする時期かもしれません