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ゴーン逮捕  バリケイト伊東

2018-11-24 09:00:28 | 政治
  日産の元会長、カルロスゴンの逮捕が波紋を広げてる。私の友人、親族に日産関係者はいない。私は日産の株も持ってない。ゴンの逮捕なんて私の生活とはまったく関係ない事だ。しかし、事件を語る価値はある。非常に興味がある。日本ではゴンは、日産を私物化して金を着服した悪人イメージが強いが、フランスでは日本とはとらえ方が違うようだ。日本ではゴンを解任したが、ルノーはゴンを解任せず未だ最高経営責任者だ。ルノーは日産の大株主でもあるのだ。ゴンの不正問題が発覚しても日産を支配下に置きたいようだ。稼げる企業を手放したくないようだ。日産にとっても完全離婚という決定はしにくいようだ。離婚して売り上げが減れば、利益が出なくなければゴンの追放も意味をなさないのだ。日産もルノーも完全にけんか別れなんていう事はなさそうだ。ゴンの不正は許せないが、今後の経営戦略上、お互いに利用価値を認め合う関係なのだ。WIN,WINの関係を維持したいのだろう。ナショナリズムも見え隠れしている。日産は日本の会社、日本ブランドを守りたい、フランスの企業に支配されたくない。ルノーにしたってフランスブランドを守りたいのだ。ゴンは今、拘留されてる。代用監獄なんて言われるような長期拘留が国際的に許されるのか。長期拘留は冤罪の温床になってる。フランスは、フランス革命が起きた国なのだ。自由、平等、博愛の元で革命を成功させた国なのだ。人権には敏感で厳しい国なのだ。今後、ゴンの裁判で日本の刑事司法も問われそうだ。ゴンの逮捕、裁判は世界が注目している。裁判は、今の日本の閉塞と虚構のクソ溜まりに風穴を開けるかもしれない。日本人だけでこり固まった国で、日本の虚構があばかれるかもしれない。波紋がどこに向かうのか楽しみだ。日本の常識は、世界では非常識かもしれない。


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