選挙の効果

総選挙の意味

12年前の今日 バリケイト伊東

2023-03-12 12:17:43 | 政治

 日本は、WBC日本代表チームの快進劇で盛り上がっているが、12年前の今日は東北から関東全域で地震被害、津波被害で、地獄の中を多くの人が苦しんでいた。テレビ映像に映し出されるがれきの中で、呆然とする人々の姿が忘れられない。かなり復興は進んだが、家族を亡くされた方の心の傷は癒されないであろう。福島原発の廃炉への道筋はつかない。溶け落ちたウランの回収はいつ終わるのか。たまり続ける排水の処理はいつ終えるのか。海に薄めて放出すると、政府は決めたが、トリチウムは回収できない。漁民は大反対だ。韓国や台湾など外国も大反対だ。心の復興は、そんなに簡単に進まない。災害当事者だけが味わう心の奥の叫び、葛藤、孤独、苦しみ、絶望感を理解しなければいけない。外部の人間にあれやかれや詮索されたくないのが本音だろう。私に何ができるのだろうか。何もできない。多くの被災者は経済的には補償されているが、心の傷の補償、回復は専門家にまかせるかしかない。深い心の傷を治すには時間がかかる。時間が最高の癒しなのかもしれない。二度とあんな悲劇を誰でも受けたくないが、大地震が待ち受けている。南海トラフ地震、東京大地震、根室沖地震、その他、多くの地震帯が存在している。日本から地震はなくならない。地震だけでなく、多くの自然災害が存在している。日本人は、生涯に一度は自然災害を受ける。宿命なのだ。いかに生き残るのか、それが問題だ。知恵も、体力も、日頃の準備も、人とのつながりも必要だ。どんなにか準備しておいても、被害を受ける時は受けるのだ。なるようにしかならないのだ。人生は不条理に満ちている、相手は自然なのだからしょうがない。東日本大震災で亡くなられた方のご冥福を祈ります。