選挙の効果

総選挙の意味

憲法改正反対 バリケイト伊東

2023-05-04 11:24:34 | 政治

 東京は天気だ。全国的にも天気がいい。日本は、平和そのものだ。しかし、世界は政治的、軍事的緊張に満ちている。ロシアのクレムリン宮殿に2機のドロンが攻撃を仕掛け打ち落とされた。クレムリンと言えば、プーチンが住んでるところだ。誰が攻撃をしたのだ。ウクライナか、それとも反プーチングループか。ロシアは報復を示唆している。世界的に緊張が走っている。日本だって反ロシアの姿勢を維持している。日本国内、ヨーロッパで日本人を狙ったテロが起きるかもしれない。世界的緊張をよそ目に日本は平和でいい。日本の平和を維持させてきた法がある。それは日本国憲法だ。日本国憲法は永遠に変えてはいけない。 

 昨日の5月3日は憲法記念日であった。日本人で5月3日は何の日ですかと、問われても憲法記念日と答えられる人は30%ぐらいだろう。若者にいたっては10%ぐらいしか答えられないであろう。5月3日は、Gウィークのど真ん中だ。多くの日本人は、観光、レジァー、キャンプーで夢中だ。格式ある記念日の事は忘れてしまう。日本国憲法は、戦後の法体系、道しるべ、文化になった大切な法典だ。戦前の大日本国憲法に比べれば、完成された最高の憲法だ。何も変える必要はない。日本には1945年以前に人権などなかった国なのだ。今も国家、政府による人権侵害は後を絶たない。入管を見ればわかるだろう。基本的人権の尊重によって日本人の人権は守られている。守らなければいけない。保守の人が言うには、アメリカから強制的に与えられた憲法だから、自主憲法を作らなければいけないという主張は、正しいようで間違えている。天皇陛下万歳の大日本国憲法を復活させたいのか。天皇を政治の中心にするとは、時代錯誤もいいところだ。日本人全体で憲法改正の機運は全然高まっていない。100万人もの人が憲法改正のデモを国会前でやったなら、改正の機運が高まっていると言えるだろう。日本では、政治的デモは1万人がいいところだ。そもそも多くの日本人は、政治に関心がない。自民党や維新、国民民主党があせって憲法改正をやりたがっている。立憲民主党、共産党、令和は反対だ。何をあわてているのだ。何を変えたいのだ。憲法を変えれば何かいい事が起きるとでも思っているのか。賃金が大幅に増えるとか、国民年金が大幅に増えるとか、奨学金がチャラになるとか、大学学費が無料になるとかなるなら少しは賛成してもいい。逆に戦争させない憲法を変えて、戦争しやすいようにするとか、徴兵制を導入するとか、天皇制を強化するとか、言論、表現の自由を制限するとかでは憲法改正には絶対反対だ。自民党政府は、国民の自由、人権を制限したいのだろう。権力者の権力は強化される改正を狙っている。日本の憲法改正論議は、機が熟してない。自民党保守が日本を戦前に戻したいだけだ。憲法改正は、日本人を幸福にしない。異議なし。