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改正入管法 バリケイト伊東

2021-05-07 13:06:06 | 政治

 今、国会で政府が提出した改正入管法が審議されてる。3月には、収容されていた若いスリランカ女性が死亡している。そんな事で、日本世論も改正入管法には関心が高い。その内容は、改正でなく改悪入管法だ。収容期間は、変わらず上限がない。2年でも3年でも収容可能だ。入管職員の恣意的判断で長期収容が可能なのだ。収容期間は、裁判所で判断されなければいけない。人を拘禁するのに、裁判所が介入しないのは良くない。難民認定が二度却下されたら、三度目には、自動的に強制送還の手続きに入る。これも良くない。そもそも日本では、難民認定は申請者の1%もない。日本では、外国人の人権はないに等しい。日本では、1945年以前に、人権という概念はなかったのだ。日本人に当然に与えられてる人権が外国人には与えられないのか。今の自民党や政府には、外国人は異物であり、何か日本で悪い事をやる連中だから定住されて欲しくないと考えてるようだ。日本は、先進国で極端に定住外国人は少ない。200万人ぐらいしかいない。国というより村意識の論理が強いのだ。国連からも日本の入管行政、外国人の扱いには、何度も注意を受けてる。日本には日本のやり方があると日本政府は聞く耳を持たない。国際化だ、インターネット時代だと言いながら、日本の人権感覚は江戸時代と変わらない。収容者の国籍を見ると、アメリカ、イギリス、フランス人はいない。アジア、アフリカの発展途上国の人間が多い。アメリカ人やイギリス人を長期収容したら、人権にはうるさいアメリカ政府や、イギリス政府から文句を言われるから収容しないのだろう。日本人からすると、貧乏な国で政府から文句言われない国の人間を収容しているのだ。だから恣意的なのだ。日本の時代遅れの入管行政は根本的に変えなければいけない。国連の勧告を無視してやり続けるなら、世界から制裁を食らうだろう。世界は日本を厳しい目で見始めてる。日本人は何を言われても感じない国民なのだ。日本は、すごい国の内向きの自画自賛ナショナリズムで盛り上がってるだけだ。日本人と外国人の間には見えない壁がある。入管行政を見るとその国の外国人の扱い、人権感覚が見える。日本の入管行政は、最低レベルだ。入管とは、奴隷収容所だ。日本人は恥じなければいけない。