『夜と霧』のフランクルは、敬虔なユダヤ教徒。
収容所で母が殺された。
戦後になってから知った。
曰く、「自分に信仰がなかったら自殺していただろう」。
一方、出口治明さんが、酷いことを言っている。
宗教って、貧者の阿片だ。
貧者がすがる、麻薬だ。
これはちょっと言い過ぎでは。
出口さんの勇み足。
出口さんも、横田めぐみさんを北朝鮮に奪われ、ヨブ記に救われてクリスチャンになった横田早紀江さんに対して、「そもそも宗教は貧者の阿片です」とは言わないだろう。
何事も言い方が問題ですね。
誰にも受け入れられるような表現をするのは難しい。