古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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アフリカの想い出

ゆめ、まえがき

2019-11-24 06:36:34 | エッセイ
微熱とはいえ熱が残っているので
一階、六畳の和室で一人寝た
この部屋は照明を取替え手元スイッチが使える
布団に入り電気を消すと見事に暗い
この暗さを楽しむために目を閉じた
秋の虫もいない今は静かだ
メロディークラクションを鳴らし
排気音を馬鹿のようにふかしたり、弱めたりするバイク乗りも通らない
この静かさも楽しもうと音に集中した

すると不思議なことにいろいろな音が聞こえている
母が言っていた耳鳴りとはこれだろうか
電子音のようなジーンとかシュンシュンとかが鳴り響いている
それ以外にも体の中の音
腹の虫が鳴く、歯を噛みしめても音がする
布団の衣擦れの音

風の無い雪国で、雪に埋もれた家の中でなら
音の無い事を実感できるだろうか
それとも無響室で寝るしか無いのだろうか
それでも中から出る音は消すことは出来ないなぁ
音の仕切りはどこなのだろう
そんなことを考えながら眠りについた

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