古稀を過ぎた主夫の独り言日記

主夫の独り言
やれるまでは小学生とサッカー
合唱は再開しました
アフリカの想い出

お世話になったお婆さん

2016-02-18 22:04:05 | 最期をどこで迎えるか
明治生まれの江戸っ子で 
気風の良いお婆さんは一人住まい 
私は名前に「さん」付けで呼んでいた 
都心に300坪以上の屋敷に暮らす資産家 
私は縁あって、その屋敷に何度も泊めていただいた 

晩年、体調を崩し 
屋敷を売り払い、熱海に出来たばかりの高級介護施設に入居した 
何千万か一括払いすれば最期まで看取る 
そんな謳い文句だったようだ 
入居後半年もしないで亡くなった 

学生時代のことだ 
私の姉も世話になったので葬儀に参列した 
私はスキー旅行で連絡が取れない 
連絡が取れた時には葬儀は終わっていた 
薄情者は私とあの歌手の二人きりだったと姉に叱られた  
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親父

2016-02-18 21:39:54 | 最期をどこで迎えるか
親父が18年前に亡くなったのは自宅だった 
その前日に「どうしても家に帰る」と聞かなかった父 
担当医は「命の補償はしません」とまで言った 
それでも本人の意思だからと一時帰宅をした 
母と三人、川の字になってその晩祭りの話をしたり歌ったりした 
翌朝、家族・親族に看取られ静かに逝った 
在宅看護ではなかったが私には満足感があった  
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