絞りの羽織からチュニック

2011-09-24 08:26:41 | Weblog
台風が過ぎさり、急に朝夕肌寒さを感じます。

朝の散歩で道端や土手に赤く咲く彼岸花、季節の移り変わりに

時期を忘れず咲いて私達に彼岸を思い出させてくれます。

自然の力、自然の営みの中で、時には自然に脅かされ尊い命までも・・・・

この度の台風12号、15号の被害に遭われた方々に心よりお見舞いいたします。

人間は自然の中では小さな生命、素直に自然の中で生かされたいものですね。


今日の作品は総絞りの羽織から少しゆったりめのチュニックに仕立てました。

裾に黒の着物生地を配色に使用、全て正絹です。

此れからの季節、重ね着で楽しんでみてはと・・・・・









先日の着物市で綿の着物や絣の着物を購入してみました、少し雰囲気の違う

絣とか綿、柿渋染の幟旗を組み合わせた洋服をと考えています。
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☆大島紬と呂の羽織からチュニック☆

2011-09-16 18:11:19 | Weblog
9月の中旬、何時もなら涼しさのなかで鈴虫の音を聞きながら秋を感じる頃・・

今年は残暑も厳しく、昨日などは夏に逆戻りの暑さでいたる所で熱中症で

病院に運ばれたとのニュースが報道されていました。

朝の散歩で農家の方と話をしましたが、この様な暑さの中の刈り入れは経験が無いと話されていました。

でも、少しずつ秋の気配、この季節に成ると着物市や骨董市で捜し求めた

大島紬や色々な着物を使い洋服のリメイクの季節です。

新作の構想をふくらませながら箪笥の中で眠る着物を甦らせていきたいと思います、


今日、紹介するチュニックは呂の羽織と大島紬を使いました、大島紬の

光沢と軽さ、呂の羽織の透けた感じがコラボして秋らしい雰囲気をかもし出しています。

此れから新作の着物リメイクを紹介して行きますので参考にして頂ければ幸いです。

ジャケットやコートは10月頃からの製作と考えています。











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のろのろ台風・・・・

2011-09-04 17:05:48 | Weblog
私の住む宍粟市には揖保川が市の中心を流れています。

夏には鮎釣りの方が沢山、川に入りおとりを泳がせて釣る共釣りを楽しんで居られます。

綺麗な清流で季節、季節に色々な漁を楽しめる町民の憩いの川の様ですが、この度の

台風では支流の渓谷より雨水が合流し見る見る増水し、川の周囲の地域には避難勧告が発令されました。

私の幼い頃には山々には自然の広葉樹があり、秋に紅葉し落葉し腐葉土になり

水分を蓄える力が山には有った様に思いますが、植林が進み檜や杉の様な人工林が増え

山を見ると一部に自然林が有るのは、岩盤の処や人が入山出来ない処ぐらいです。

人工林は貯水力が乏しく、この度の様な降り始めからの雨量が多ければ土砂災害や洪水

が起こりやすいのでしょうね。此れも人間の自然破壊の一端だと思います。


有る時期に山村に植林を国が進め、林道の整備をし山の地権者は人工林に、

長年山の管理、下草刈りから枝打ち作業、間引きと手間を掛けて山を育てて来ましたが、最近では

材木は売れず(採算が合わない)次に引き継いだ世代は山に入る事も無いと聞きます。

時代の流れと聞き流す事に疑問符を感じます。

自然林であれば、山に住む動物、植物が絶える事無く又、人間社会に被害を及ぼす事も無く共存出来たはず・・・・

鹿の増殖に農村の被害は計り知れないと聞きます、熊が民家近くに出没し住民の恐怖や農作物の被害。

自然がいっぱいの良き古き時代にもう一度暮らしたいと思う今日この頃です。


山々の恵みで、草木染めや柿の実から柿渋染を楽しむ事で自然の偉大さ、先人の偉大さを

感じています、地味でも良いから季節、季節の野の香りや虫の音を聞きながら

自分と向き合いながら日々を過ごして行こうと想いました。
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