着物のリメイクの依頼。

着物、帯のリメイクを本格的に初めて3年が過ぎました。
最近、お客様の紹介でのオーダの依頼が増え、スタッフ共々喜んで
少しでもお客様の希望に添える様にと色々と話し合いながら仕事に取り組んでいます。

結婚式に着られる、留袖のドレス、旅行にと肩の凝らない様にとティーブラウス。
お母さんの形見の帯からバックにと・・・・

ネットショップからのお客様とは電話での打ち合わせで少しでも着易い服にと
心掛けています。
お客様の身に合う様に、仮縫で一度身に付けて頂き、その後ラインの修正、サイズの修正
を経て仕上げに入ります。

先日、仕上がりの洋服を引き取りに来られ、喜んで帰られました。
その数日後、絵手紙が届き、スタッフ共々この様に喜んで頂ける仕事が出来る事に
感謝し、此れからも出来るだけ手軽に着物、帯のリメイクが出来る様に心掛けて
行きたいと思います。

ブログに貼り付ける写真ももう少し大きく色合い、風合い、細かい所を見て頂きたく
先日より、「デジブック」を使っています。
此れからも、新作をブログにて紹介して行きますので、ご意見等々コメント頂ければ
幸いです。　此れからも宜しくお願い致します。　

デジブック 『大島紬のリメイク集』

デジブック 『大島紬のリメイク集』

デジブック 『バックにリメイク』

デジブック 『バックにリメイク』

デジブック 『大和藍を染める』

デジブック 『大和藍を染める』

デジブック 『柿渋染』

デジブック 『柿渋染』

☆帯からベスト☆

お客様から帯からベストにリメイクを依頼、刺繍が刺して有る
ので、帯の部分は裏地を付け二重仕立てに、後ろ身頃は一重にしています。

少し帯の部分は硬い感じがしますが、帯の風合いを感じます。
一針一針の刺繍を観ていると色々な色の糸を組み合わせ丁寧な仕事に
感心させられます。



使い捨ての時代に少しでも古い物を大事に工夫しながら生活の
中に甦らせるお手伝いが出来る事に幸せを感じます。

幟旗の柿渋染ジャケット

幟旗を骨董市で購入して、何にリメイクをしようか・・・・
色々と考えて、取り合えず薄めに柿渋で染めて絵柄の感じを観ました。



前身頃には大きな絵柄は入れずに、衿に少し赤の絵柄を出して片身に笹の葉の
絵柄を入れてみました。



後ろ身頃には武将の顔を中心にしました。
武将が赤ちゃんを腕に抱き微笑んでいる絵柄です
この幟旗は子供の誕生を感謝して庭先に立てたのでしょう。




赤ちゃんの笑顔の柄を中心に、又　何かを仕立てようと
色々考えています。

☆大島紬の着物からジャケット☆

大島紬の着物を解き水洗いをし、半乾きの状態でアイロンを掛ける。
その時に傷や染み等々を見つけ、印をして型紙を置く時に傷などが
入らない様に気をつけます。

　

私は大島紬の柄や染（泥染）などの風合いがとても好きです。
しゃり感やぬめり感洋服にリメイク後もとても扱い易い様に思います。

　

着物リメイクのブームも下火に成った様に思いますが、根強い愛好家の方も
沢山居られる事を嬉しく思います。

絞りの羽織と黒地のティブラウス

黒無地を配色に使用して、前、後身頃の中央に薄紫の絞り。
絞りの生地は保管、洗い等々で伸びてしまっているのも
見受けられますが良い生地は何時までもしっかりしています。


脇には少し長めのスット、襟ぐりは黒無地のはみ出し・・・
黒と薄紫の組み合わせが引き立つ様に思います。



着丈も73センチと少し長めに仕立てました。

黒無地の着物から礼服にリメイク

先日、お客様より母の形見の喪服から礼服に出来ないか？との問い合わせがあり
手持ち喪服からワンピースとジャケットにリメイクしてみました。



正絹の艶と軽さがとても風合いに出ていました。
仕立て前にドライクリーニングで汚れを取り、仕立て後の型崩れもしない様にします。



ジャケット無しでワンピースのみでもＯＫです。



色々な形にリメイクをし、大事な思い出を此れからも身に付けれると良いですね。