のろのろ台風・・・・

2011-09-04 17:05:48 | Weblog
私の住む宍粟市には揖保川が市の中心を流れています。

夏には鮎釣りの方が沢山、川に入りおとりを泳がせて釣る共釣りを楽しんで居られます。

綺麗な清流で季節、季節に色々な漁を楽しめる町民の憩いの川の様ですが、この度の

台風では支流の渓谷より雨水が合流し見る見る増水し、川の周囲の地域には避難勧告が発令されました。

私の幼い頃には山々には自然の広葉樹があり、秋に紅葉し落葉し腐葉土になり

水分を蓄える力が山には有った様に思いますが、植林が進み檜や杉の様な人工林が増え

山を見ると一部に自然林が有るのは、岩盤の処や人が入山出来ない処ぐらいです。

人工林は貯水力が乏しく、この度の様な降り始めからの雨量が多ければ土砂災害や洪水

が起こりやすいのでしょうね。此れも人間の自然破壊の一端だと思います。


有る時期に山村に植林を国が進め、林道の整備をし山の地権者は人工林に、

長年山の管理、下草刈りから枝打ち作業、間引きと手間を掛けて山を育てて来ましたが、最近では

材木は売れず(採算が合わない)次に引き継いだ世代は山に入る事も無いと聞きます。

時代の流れと聞き流す事に疑問符を感じます。

自然林であれば、山に住む動物、植物が絶える事無く又、人間社会に被害を及ぼす事も無く共存出来たはず・・・・

鹿の増殖に農村の被害は計り知れないと聞きます、熊が民家近くに出没し住民の恐怖や農作物の被害。

自然がいっぱいの良き古き時代にもう一度暮らしたいと思う今日この頃です。


山々の恵みで、草木染めや柿の実から柿渋染を楽しむ事で自然の偉大さ、先人の偉大さを

感じています、地味でも良いから季節、季節の野の香りや虫の音を聞きながら

自分と向き合いながら日々を過ごして行こうと想いました。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする