IDDM21年目

~病気のこと・日々のこと~

省みる機会

2011年03月19日 | その他
今日は休み。のんびり過ごしています。

地震の次の日仕事に行くと岩手県全域停電が続いていたのでもちろん会社も停電。冷え対策に着込んで出勤したはいいけれど、電気がなく、やれる仕事が限られていてほぼ仕事にならず。地震で落ちたものを片付けたりして過ごし、夕方少し早めに帰宅させてもらいました。
電気がある生活があたりまえになっていた私に、電気のありがたさを感じさせてくれた32時間。貴重な時間でした。
地震の次の夜、電気もないし、早寝に限る!と9時30分に布団に入ったものの足の冷たいのと寒さとで眠れずにいると、「ついたついた!」と母親が騒ぐ声で飛び起きました。車に乗り、いそいでいろいろな復旧作業をしに会社へ。電気のついた通り、明るい街頭、電源をオンにしたままだった明るい銀行のフロア、お弁当屋さんの看板、役目を果たすようになった信号機・・・躍る気持ちが止まらず、明るいってこんなにすごいんだ!と感じました。
今はガソリンが入れられなくて不自由してます。それと、お店もほぼ開いていません。それでも開いてるとこみつけたら、すかさず必要なものを買い物してく…という感じで。これは、これまでのような生活をして来た私にとってはストレスになり。これまでは、運転すればどこへでも行けて、週に何回か友達に会って外食して、スポーツジム行って、温泉行って、映画みて、カラオケ行って、アロマ行って、食べたいものがあったらコンビニで何でも買えて・・・とても、贅沢でした。現時点ではそのどれもが機能していません。やりたいことが何でもできた生活。それは贅沢でありがたいことだったんだと、思い知らされます。
・・・幸せというより、気まますぎた気もします。だけどそういうことができたからストレスをためずに仕事して毎日
意欲的に生きてこられたことも事実で。とは言え、今、ストレスを感じている自分を恥ずかしく思います。
今日は休みですが車を動かせません。でかけると言ってもお店もほとんど開いていません。こうしてネットができる環境。これもまた、贅沢です。いろんなことに感謝しながら、慎ましく生きていきたいと思いました。
様々な場面でいろんな催しの中止や延期について、賛否両論あるようです。長引く自粛は経済的によくないと私も思います。
被災したみなさんのためにできることを惜しまず続けて行きながら、世の中をもとに戻していくこと、それが被災地の復興にも繋がって行きます。被災地にとってマイナスになることならないこと、私たち内陸に入ってくる物資をまずは被災地に回す、
ガソリン、灯油をまずはそちらに。これ、当然のこと。平泉、前沢、各地で中止を決定した4月5月の春まつり、さくらまつり。・・・当然といいきれず、悶々としています。残念なことにたくさんの犠牲者が出たこの大震災。いまだに行方がわからない人もたくさんいます。テレビがその哀しみ、不安を伝えるたびに涙がでます。
津波から逃れ助かり、これからまた新しく1から!と前向きに避難生活をすごしている人の力強い声、避難所で一生懸命手伝っている中高校生の笑顔を見たときにも涙が出て、泣いてばかりです。
この地がこの地震によって暗く悲惨なだけの場所にならないよう、ガソリン不足のためにあちこちで起きている小競り合いなどには、人の本性が現れるのかとがっかりさせられるけれど、こういう時、何か明るい気持ちになれるものがあればと、
震災から一週間、人の心がすさまないように。私のストレスもどうにか解消されますように。






















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