IDDM21年目

~病気のこと・日々のこと~

どうしても記しておきたいこと

2005年07月20日 | 1型糖尿病のこと
最初に尿糖が検出されて、風邪などのときにお世話になっていた内科医が自称「糖尿の専門医」とのことで、そこで治療をすることになった。でも、糖尿病になるような心当りがなかった私はインターネットで1型糖尿病の存在を知り、先生に言った。
「1型ですか?」と。すると、返って来た答えは「1型は若い人がなる病気なの 若いったってあなた、もう30すぎてるでしょう。間違いなく2型です」
忘れもしないはっきりとした誤診。その時点でGAD抗体の検査などもしてはくれなかった。挙句、出された薬はアマリール、簡単に言うと膵臓を刺激してインスリンを出させる薬。もうほとんど機能していない膵臓を駆使させるその薬を、信じることができませんでした。
血糖値が500以上あった為に1日の最高使用量以上飲ませて下げようという考えだったのでしょう。
1型であればアマリールなんか飲んでる場合じゃない。私にはインスリンが必要なはず。このままでは身の危険さえ感じると思い、総合病院へ転院しました。紹介状など必要ありません。もう一度最初からちゃんとした検査が必要だと思ったから。
そこで出会ったのが今の主治医。もう、医師には不信感を持っていたので会うまでは認めたくなかったけれどこの辺では有名な先生らしかった。
あっさりと、1型でしょうねぇ、と言われました。自分で1型だと思ってきたの?って看護師さんには関心された。
そして出た診断結果は1型糖尿病。

最初の医師、こういう医師もいるんだなぁと、がっかりしました。「糖尿病の専門医だよ」とこの医師は、自分で何度私に言っただろう。専門医が1型を「若くないと発症しない」と断言した。あきれて物が言えない。じゃあ私はなんなのさ。

こんな医師はきっともっといると思う。インターネットを使える環境にいない発症者は、もしかしたら適切な治療を受けられないでいるかもしれない。1型糖尿病という病気が、成人以上でも発症するということ、正しく知ってほしいです。
せめて「糖尿病の専門」を謳う医者くらいには。
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