尾張・水戸・紀州の「徳川御三家」は兎も角、「歌謡界の御三家」は橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦。全盛期のリアル!をご存じの方は60代以上でありましょう。「新御三家」の郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎であれば10年下がり50代以上でしょうか。
「三人娘」と言われた1937年生まれの美空ひばり・江利チエミ・雪村いづみ・・・リアル!は70代以上でしょうね。中尾ミエ・園まり・伊東ゆかりの「ナベプロ三人娘」は60代以上、森昌子・桜田淳子・山口百恵の「花の中三トリオ」も間もなく還暦を迎えます。
「御三家」「ナベプロ三人娘」は 私の中学~高校時代のスター達ですから、やや年上のヒト。一方 「花の中3トリオ」は 私の学生時代以降ですから やや(かなり?・・・笑)年下ということになります。どのスターさんも皆さん トシをとらはりました。勿論!私も
「新人類」は30年前の流行語大賞。自身 新人類のような旧人類の栗本慎一郎(76歳)が命名しました。その世代も今や50歳前後、課長・部長らバリバリの管理職です。以後「バブル世代」「団塊ジュニア世代」「ゆとり世代」「さとり世代」へとつづきます。
新人類世代の後輩に深代惇郎の話をしたら「深代惇郎?」と。70年代半ばにかけて朝日の「天声人語」を担当した名コラムニストです。46歳の若さで急性骨髄性白血病で亡くなりましたが、今や!がんの中でも完治を望める病だけに惜しんで余りある方です。
若い頃、「深代惇郎の天声人語」「深代惇郎の青春日記」など出版されるや書店に行き貪るように読みました。今は絶版になっている書も多いようですし、初版第一刷!の書にはかなりのプレミアがついている由。手離す気はありませんが、悪い気はしません(笑)
残念ながら深代惇郎の書で初版第一刷は「青春日記」だけです。本多勝一なら「文筆生活の方法」「ルポ短篇集」などたくさんあります。数年前まで「本多勝一の著書で読んでいない書はない」と言っていましたが、今はちょっと自信がありまセーヌ川かな
本多勝一のルポは、朝日新聞に連載された「『カナダ=エスキモー(1963.5~6)』『ニューギニア高地人(1964.1~2)』『アラビア遊牧民(1965.6~7)』で毎朝、読みました。大学で生物学(農学部)を学び探検部で活躍した本多記者の本領発揮でしょう。
後にベトナム戦争の取材に・・・。それまで米軍・政府軍に同行した記者の報じるルポばかりでしたが、世界で初めて民族解放戦線側に潜入・同行し「戦場」をルポしました。『戦場の村(1967.5~11)』は勿論!朝日新聞に連載され、毎朝まず一番に!読みました。
1975年11月1日の天声人語・・・が深代惇郎の絶筆となりました 現在の天声人語(目にやさしい!大き目の活字ですから)600字に対して、当時は3割方多い800字でした。その所為ではないでしょうが、今より内容が濃いものであったような気がします。
本多勝一(85歳)は健在ながら深代惇郎は46歳で旅立ち、インタビューの名手で「プロフィール」に斬新なスタイルを編み出した疋田桂一郎、夕刊の世相寸評「素粒子」で喝采を浴びた百目鬼恭三郎も既にいません。大記者は生まれない時代なのでしょうか
※ 今頃気づきましたが、「天声人語」の21行目に一文字誤りがありますね。
【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
「三人娘」と言われた1937年生まれの美空ひばり・江利チエミ・雪村いづみ・・・リアル!は70代以上でしょうね。中尾ミエ・園まり・伊東ゆかりの「ナベプロ三人娘」は60代以上、森昌子・桜田淳子・山口百恵の「花の中三トリオ」も間もなく還暦を迎えます。
「御三家」「ナベプロ三人娘」は 私の中学~高校時代のスター達ですから、やや年上のヒト。一方 「花の中3トリオ」は 私の学生時代以降ですから やや(かなり?・・・笑)年下ということになります。どのスターさんも皆さん トシをとらはりました。勿論!私も
「新人類」は30年前の流行語大賞。自身 新人類のような旧人類の栗本慎一郎(76歳)が命名しました。その世代も今や50歳前後、課長・部長らバリバリの管理職です。以後「バブル世代」「団塊ジュニア世代」「ゆとり世代」「さとり世代」へとつづきます。
新人類世代の後輩に深代惇郎の話をしたら「深代惇郎?」と。70年代半ばにかけて朝日の「天声人語」を担当した名コラムニストです。46歳の若さで急性骨髄性白血病で亡くなりましたが、今や!がんの中でも完治を望める病だけに惜しんで余りある方です。
若い頃、「深代惇郎の天声人語」「深代惇郎の青春日記」など出版されるや書店に行き貪るように読みました。今は絶版になっている書も多いようですし、初版第一刷!の書にはかなりのプレミアがついている由。手離す気はありませんが、悪い気はしません(笑)
残念ながら深代惇郎の書で初版第一刷は「青春日記」だけです。本多勝一なら「文筆生活の方法」「ルポ短篇集」などたくさんあります。数年前まで「本多勝一の著書で読んでいない書はない」と言っていましたが、今はちょっと自信がありまセーヌ川かな
本多勝一のルポは、朝日新聞に連載された「『カナダ=エスキモー(1963.5~6)』『ニューギニア高地人(1964.1~2)』『アラビア遊牧民(1965.6~7)』で毎朝、読みました。大学で生物学(農学部)を学び探検部で活躍した本多記者の本領発揮でしょう。
後にベトナム戦争の取材に・・・。それまで米軍・政府軍に同行した記者の報じるルポばかりでしたが、世界で初めて民族解放戦線側に潜入・同行し「戦場」をルポしました。『戦場の村(1967.5~11)』は勿論!朝日新聞に連載され、毎朝まず一番に!読みました。
1975年11月1日の天声人語・・・が深代惇郎の絶筆となりました 現在の天声人語(目にやさしい!大き目の活字ですから)600字に対して、当時は3割方多い800字でした。その所為ではないでしょうが、今より内容が濃いものであったような気がします。
本多勝一(85歳)は健在ながら深代惇郎は46歳で旅立ち、インタビューの名手で「プロフィール」に斬新なスタイルを編み出した疋田桂一郎、夕刊の世相寸評「素粒子」で喝采を浴びた百目鬼恭三郎も既にいません。大記者は生まれない時代なのでしょうか
※ 今頃気づきましたが、「天声人語」の21行目に一文字誤りがありますね。
【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
ユニーな切り口のコメント ありがとうございました
> うわぁ!校正ミス!と、自分のことでなくても校正ミスには反応してしまいます
新聞は読者の数だけ「目」がありますから、校正にはセンシティブになりますよねぇ
> 校正ミスがないようにと、私たちは念校で読み合わせをします
> 読み合わせの翌日は喉がガラガラで、この時期インフルエンザをもらわないかひやひやです
私もかつて決算など経理を担当していた頃、校正には神経をとがらせましたね
「読みあわせ」は勿論、数字については校了毎に改めて算盤を入れる(計算しなおす)とか
担当の異なる部署の人の目で見てもらうなど、それはもう気を遣いました。
「喉がガラガラ」とのくだり・・・とてもリアルで情景が目に浮かびます。
> 天声人語は入試対策に読んだ方がいいと言われ、
> 昔から「天の邪鬼」の私は絶対に読まないと心に誓いました。
入試によく使われたことは事実で、朝日新聞も「販促」でよく自慢していますが笑)
でも 実際の入試に出題され「トクした」と思った方など一人も存じません(笑)
天邪鬼!で大正解だったと思います。
> わが家はその頃から今でも「ウイ-ラブ毎日」なので・・・
わが家は 高校までは朝日・読売に「日本海新聞」という地元紙までとっていました
朝日を主に、スポーツ欄は巨人ファンの私は読売、地元のニュースだけ!は地元紙で・・・。
毎日新聞は、倒産の危機にあった頃、「貧者の一灯」で一時期購読したことがありました。
> 販売店の方に・・・「ターナー展のチケットありませんか?」と聞いてみました。
> すると、早速届けていただき、感激です。
販売店は顧客のニーズをよく知ってはりますよ
何度かお願いしていると お願いしなくても販売店から「こんなの如何ですか?」と逆に声をかけられます。
今なら「ボストン美術館の至宝展」とか・・・。
> 集金の時に私が対応するのもたまたまで、この偶然が幸運を届けてくれたのかも
こちらでは「口座振替」になりましたね。少し廉くなりましたけどね
> ということで、深代惇郎さんのことは存じ上げず、ごめんなさい
機会がありましたら 図書館でご対面なさってください
けしてソンはさせません(笑)
校正ミスがないようにと、私たちは念校で読み合わせをしますが、読み合わせの翌日は喉がガラガラで、この時期インフルエンザをもらわないかひやひやです
天声人語は入試対策に読んだ方がいいと言われ、昔から「天の邪鬼」の私は絶対に読まないと心に誓いました。
なんて、大げさなことではなく、わが家はその頃から今でも「ウイ-ラブ毎日」なので
長年愛読しているので、集金に来られた販売店の方に、始めて「ターナー展のチケットありませんか?」と聞いてみました。
すると、早速届けていただき、感激です。
主催に毎日新聞の名前があったので、ダメ元で聞いてみたのです。
集金の時に私が対応するのもたまたまで、この偶然が幸運を届けてくれたのかも
ということで、深代惇郎さんのことは存じ上げず、ごめんなさい
mikihanaさん
コメントありがとうございます
> 御三家と新御三家の中間の、微妙な位置にいます
と言うことは...思わず頭の中で計算してしまいました
御三家~新御三家は「失われた10年」ではなく 連綿と繋がっているように思います
新御三家以後には大きな不?活断層がありますが、
その溝を埋めていた SMAP は崩壊してしまいましたね。
> 本多勝一郎さんはすでに単行本になってから知りました。
殆どは記者時代に書かれたものですが、記者時代から既にビッグネームの方でした
「週刊金曜日」を創刊された頃、滅多にされない講演を2回聴いたのは 密かな私の財産です(笑)
「話すのは苦手」だと仰っていましたが、なかなかカッコいい語りっぷりでした。
> 深代惇郎さんは図書館でお名前を知っておきながら
> そんなに若くして亡くなられたことを初めて知りました。
絶筆となった天声人語を書かれた時は、千里ニュータウンに泊っておられた由。
深代さんの同僚の論説委員の自宅が千里NTにあり、そこから奈良へ行かれたそうです。
その同僚の方は 私のよく知っている方でしたから
様々な逸話を聞かせて頂いたことも 私の密かな財産です(密かに言うてしまいました/笑)
生きていらっしゃれば!と つくづく思います。
> 今は芸人さんも一般人でも平均とか普通を求められる時代です。
芸人さんであれ政治家であれ平均的で普通の感覚をもつことは大切なことだと思います
> 大記者さんとか生まれにくい風土があるように思います。
秀でた才能、世間一般とは異なるユニークな感性を育まない風土だとすれば
それは病んでいる社会であり病んでいる時代・風潮だと思います。
病んでいる時代・社会だからこそ いい加減な しかし意外性!のある人物が
もてはやされ 幅をきかし 時代の寵児となる・・・。
今 そんな脆なっかしい時代に来ているような気がいたします。
御三家と新御三家の中間の、微妙な位置にいます。(笑)
ですので本多勝一郎さんはすでに単行本になってから知りました。
深代惇郎さんは図書館でお名前を知っておきながら
そんなに若くして亡くなられたことを初めて知りました。
今は芸人さんも一般人でも平均とか
普通を求められる時代です。
大記者さんとか生まれにくい風土が
あるように思います。
いせえびさん
コメントありがとうございました
> 本多勝一の「極限の民族」三部作、私も新聞連載を心待ちにしていました。
藤木高嶺さんの写真も魅力のルポルタージュでしたね
フリーランスのルポライターはたくさんいらっしゃいますが、
新聞報道というものの中にルポルタージュという分野がなくなっているような気がします。
> 就職試験の面接で、好きな作家はと聞かれ、本多勝一の名を上げたら怪訝な顔を・・・
就職試験ではそりゃアウト!ですね
「野党に見せて与党」の田原総一朗あたりにしておけば無難でした(笑)
ちなみに筑紫哲也さんは「与党に見せて野党」の方だったと思います。
> 思想面でも行動面でも心底共鳴できるような大記者の生まれない時代でしょうね。
そういう記者を「育てる」システムも人もなさそうです
記者会見を見ていても、記者が「普通の人」になりすぎてるなぁと思います。
普通の(当たり前の)感覚!をもたない普通の人に・・・。
本多勝一の「極限の民族」三部作、私も新聞連載を心待ちにしていました。
就職試験の面接で、好きな作家はと聞かれ、本多勝一の名を上げたら怪訝な顔をされてしまいました。
おっしゃるように、思想面でも行動面でも心底共鳴できるような大記者の生まれない時代でしょうね。