その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋四十八手(河津掛け)

2009-12-29 12:45:00 | 四十八手
本日の夢屋四十八手、決まり手は『河津掛け』であります。
この技、相手の外掛けを切り返すような技であります。かつて大関「貴ノ浪」関が得意としておりまして、平成8年初場所千秋楽の優勝決定戦において、横綱「貴乃花」関に対して決め、悲願の初優勝を果たした一番が記憶に残っております。相撲界ではありませんが、還暦を過ぎたジャイアント馬場さんが、晩年、この河津掛けから『河津落とし』という技に発展させ、リングサイドの観客を沸かせておりましたが、マットに二人で倒れこむ技が、どうして効くのか判断に苦しみました…^^; しかし、後ろ向きに崩れ落ち、受身が取りづらいためか柔道や子ども相撲では禁じ手とされているようです。
           
今年は、色々ありました。まだまだ長生きしてくれるものと思っていた親父を亡くし、子どもたちは、それぞれの道を歩き始めました。
このブログも、本はと言えば、長女のイラストの発表の場として活用出来ないだろうかなどと、親馬鹿の一面で始めたものでしたが、田んぼ仕事や畑をいじっている内に、私が若い頃やろうとしていたことを改めて認識し、年齢的には少々早い退職を見据えながら、本気で取り組んでみようと思い始めるようになりました。
農家として生きていくためには、基本となる土地がなければならない。土地の無い我が家では、「農地法」の縛りから農業を生業とすることは不可能なのだと思い込んでおりました。夢を語る「夢屋」が、始めから夢をあきらめておりましたが、ひょんな事から農地30aを取得することになりました。もし、古老が生きていたなら、私の行うことに口を出さない人ではありましたが反対されたに違いなく、取得した今でも管理出来るのか不安が付きまといます。「子どもたちが独立したら」とか「私が退職したら」といった夢の先送りも可能ではありますが、先送りした結果何もしないまま一生を終えて良いのだろうかなどと真剣に悩み、やらずに後悔するならば、失敗して納得しようなどと考えた結果であります。
人生残り30年のスタートの年となるのか…この年末は、この話題で自分を振り返ってみたいと思います。
           

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3 コメント

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「夢」 (貧乏父さん)
2009-12-29 21:16:11
お互いに節目の年だと実感するこの頃。
トコロ先生のモツ鍋でも囲んで熱燗なんて最高!
貧乏暇なしの私ですが、夢見ることは忘れずにと来年の抱負です。
お体に気をつけて、良いお年をお迎え下さい。
Unknown (omame)
2009-12-30 13:38:21
夢屋さん、すごい~。感動ですぅ。
夢は、思い描いたところからスタートしています。
その道をまっすぐに進んで行けば、必ず辿りつけるものだと思います・・・
残り時間 (夢屋)
2009-12-30 16:21:07
一日の時間は、生きる者総てに平等に与えられておりますが、
平等な時間を有効に使うか浪費するかは、人それぞれです。
自由な時間は与えられるものではなく、自ら造り出すものであり、
歳を重ねるごとに残り少なくなる時間を大切に使わせていただく
つもりです。
皆さん…良いお年を

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